【萌え談義?その2】・「やっぱりもうやめようかなー」
第二回にして、早くもめんどうくさくなったこのカテゴリ。
それにはわけが、あったのです。
(ホワンワンワンワ~ン)
いちおう、参考としてポッドキャスト時代の本田透氏のトークを参考にしたりしていたんだけど、
私にもそれなりの萌え妄想はありますが、
他人に話すことによって、別に快楽が得られるもんじゃないんですよねー。
アニメのワンシーンで「こういうのがいいのよ!」とかね、言っても虚しいだけですよ。
「宝くじが当たったら、何に使うか」に近いよな。
とくにフェチ的なことは、書いてもしょうがない。
実現できるわけじゃないから。
でも、まったくそういうのに興味ないと思われると困る。
もう一度書くと、まったくそういうのに興味ないと思われても、それはそれで困るんですよね。
でもやっぱりトシを取ったっていうことかな……。基本的には。
(以下はあまりカンケイのない文章)
いつも瓦礫の山の上に座って、オカリナを吹いている。
ふだんは恐がってだれも近づかないのに、一人の少女が近づいてくる。
「おじさん、何してるの?」
「何って……。オカリナを吹いているんだよ。それと、空を見ているんだ」
「ふうん……。」
「空を毎日見ていると、明日の天気も何となくわかるんだよ。」
「へええ。じゃあ明日の天気はどうなるの?」
「明日かい。明日は、雨だな。空気が湿ってるから」
「すごい! じゃあ天気予報いらないね」
少女は無邪気に笑って、去っていった。
翌日は、快晴だった。
雨では、なかった。
少女は二度とやってこなかった。
きっと、私にだまされたと思ったのだろう。
遠くから子供たちの笑い声が聞こえてくる。
あの笑い声の中に、少女がいるのだろうか?
気持ちいいくらいに太陽が照り付けている。
でも、自分の気持ちは暗かった。
しかし、もしも今日が雨だったら、
少女は来ただろうか?
いや、雨なら雨で、やっぱり来なかっただろう。
それを思うと、虚しくなってきた。
瓦礫の山に座っている自分が、お山の大将に思えてきた。
しかし、行くところもない。
ここでオカリナを吹き続けるしかない。
いつまで吹いていればいいんだ?
オカリナを吹く、目的はなんだっけ?
自分の吹いている曲名も、なんだっけ?
忘れた。
そもそも、これは本当にオカリナなんだろうか?
不安にかられた私は、瓦礫の山を飛び降りて、自分のねぐらに向かった。
立ち退き料を吊り上げるために、そこに住んでくれと頼まれて、そこに住んでいる。
掘っ立て小屋だ。
「楽器図鑑」を手にとる。
なんでこんなものが家にあるのか……。
わからない。
他に本は1冊もない。
とにかくめくってみる。めくってもめくっても、自分が左手に持っている楽器は出てこない。
やっぱりオカリナじゃないのか……。
じゃあこれはいったい何だ……。
そう思っていたら、雨が降ってきた。
でも少女は来ないと思う。
来ても、「本当に降ったね」「そうだね」くらいしか言うことがない。
しばらく窓越しに雨を見つめていたが、そのうちに眠くなって、眠ってしまった。
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