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【雑記】・「美少女マンガにおける『新しさ』について教えてくれ」

「萌え」という言葉が好奇心をもって迎えられたように、基本的に「美少女マンガ、アニメ、ゲーム」というのは「先進的なもの」として評価されてきた感がある。

しかし、そういう見方だけではないはずだ。

たとえば「あずまんが大王」以降、「いろいろな特徴によってキャラ分けされた美少女たちが複数出てくるマンガ、アニメ」というのが非常に増えた。
これは新しいことと言っていいだろう。

しかし、書店に行くと昔ながらの「SFおしかけ女房もの」のマンガもけっこうあるようである。

だから、事象を常に「先進的なもの」として語るばかりが能ではないな、と思った。

私個人の考えでは、かつて(20年くらい前は)「美少女マンガ、アニメ」を観ることは、恥ずかしいことだったが先進的だとはとらえられていなかったように思う。
そこにはある種の「ダサさ」がつきまとっていた。それは今でもそうだ。

「キャラ立ちよりキャラ萌え」という考え方は、ストーリー展開が未熟なことが多いそういうジャンルをフォローしているともとれるし、ネックとなる「物語」の部分を無視することによって一点突破しようとしているようにも思える。

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