【映画】・「二匹の牝犬」
1964年、東映
監督:渡辺祐介
主演:小川真由美、杉浦直樹、緑魔子
千葉から出てきた朝子(小川真由美)は、苦労のすえ売れっ子トルコ嬢に。大金を貯めて幸福を掴むため、素性を隠して証券会社社員(杉浦直樹)からときどき株を買っている。
ある日、朝子のもとに田舎から出てきた異母妹の夏子(緑魔子)が転がり込んできてから、朝子の人生は狂い始める……。
小川真由美のエロさに脱帽。おぼこ娘、セレブを装う姿、トルコ嬢、そして愛と幸せを得たい苦労人の女を演じ分けている。
緑魔子も、その小悪魔っぷりを充分すぎるほど発揮している。
一方的な悪人をつくらずに、歯車のかけ違いで登場人物の欲望が錯綜する脚本はけっこうよくできている。とにかく、なんてことない作品なのに魅せていく。本当にうまい作品。
ただし、終盤やや失速した感がある。朝子の運命が決まってからは、蛇足のようなものだからね。そんなふうに思った。
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