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・「やわらか忍法SOS」全3巻 帯ひろ志(2004~2005、講談社)

Yawaraka003
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コミックボンボン連載。
ちょっとHな小学生・轟快太が、遠縁の忍者・百池家の婿養子になることに。百池家のお姫様・明日香姫の立派な婿になるために、教育係の美少女・アヤメのもと日々修行に励むのであった……というエッチギャグマンガ。


ネットの若い衆(の一部)は、フラット化とか言うわりには平気でこのテのマンガはバッサリ「古い!」って言うよな~。
そんでその後は独自の萌え談義と、「一周まわってアリなんじゃない?」みたいな上から目線。

何言ってんだよ!!
2007年でもぜんぜんアリなんだよ!!!!!

えーと、うろおぼえでいろいろ書くと、現在の「萌え絵」ってものすごくおおざっぱに言ってその発展史に二段階あるんだよね。個人的にはそう思う。
第一段階が、80年代前半に起こったアニメ絵ムーヴメントで、第二段階が90年代初頭にあった絵柄の変化。
どうも90年代以降の萌え絵で育った人には、それ以前の絵柄のオタク的かそうでないかの違いがよくわからないみたいなのが(まああくまで私の感覚だけど)衝撃だけど、とにかく二段階ある。
この二段階は、「オタク論」が二段階になっていることと呼応していると思うのだが、それはまた別の話。

で、帯ひろ志の絵柄は90年代以前のものであることはもちろんだが、「ミラクルランジェリー」などを描いていた頃から「オタク的」な絵ではなかった。
現在では「美少女を描く」ことは「萌える絵を描く」こととほとんど同義になってしまい影響の無さをうんぬんするのが困難だが、80年代には「オタク好きのする絵」はアンダーグラウンドな存在でしかなかった。

……ということは、オタク的と言われる以外の方法で美少女を描く作家が何人もいたということで、帯ひろ志はその一人だった。

……と、ここまで書いて急速に虚しくなってきたのでやめます。
本作は、教育係でおねえさんぶっている色気のアヤメと、世間知らずでピュアな明日香姫の間をデレデレしながら揺れ動く快太が活躍する忍法ギャグマンガです。

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