« ・「体をいじった芸能人」(2007、宙出版) | トップページ | ・「実録 逆玉GET!!」(2007、宙出版) »

・「2012年地球滅亡の危機!!」(2007、学研)

コンビニペーパーバック調単行本。マンガです。
「ノストラダムスの大予言」が陳腐化したので、「ヨハネの黙示録」とか「マヤの予言」、「ホピの予言」などから人類に警告するという内容。

いろいろ読んできたがこれはひどい!! 読むところ無し。
今さら「宇宙考古学」のデニケンなんかを引き合いに出している。そもそもが「予言」は、その時代の精神と文明の度合いに合わせて人がとなえたものであって、それを現代流に解釈しても何の意味もない。しかも視点の違いも、ここ30年くらいでたぶんほとんど違わないから民俗学的というか社会学的というか、そういう観点から読んでも予言本は面白くない。

さらに、本書の結論が「これから心の時代になれば終末予言は回避できる」って……。これの原作書いてる人、オウム事件を忘れたんですか!! しかも「物質主義」の解釈がある章ではアメリカ資本主義であり、また別の章では社会主義の唯物論ということになってる。資本主義と社会主義が同じ穴のムジナだとするのは、あまりにも乱暴すぎる。
また、わずか10年前に、「これからは心の時代」というまったく同じ思考ルートからオウムのようなカルト教団が生まれたことにも配慮がなさすぎる。

「ムー」関連の部署がつくっているとしたら、上記の批判ポイントを直接は回避できるという確信でこういう本を出しているとも考えられ、なんだかタチ悪いですねえ。

|

« ・「体をいじった芸能人」(2007、宙出版) | トップページ | ・「実録 逆玉GET!!」(2007、宙出版) »

トンデモ」カテゴリの記事

マンガ単行本」カテゴリの記事