【映画】・「キサラギ」
監督:斉籐祐市、原作・脚本:古沢良太(こさわ・りょうた)
1年前に焼身自殺したB級グラビアアイドル・如月ミキ。彼女の一周忌に、ファンサイトの常連がオフ会を開こうと集まってきた。
ネットではレスを交わしていたが現実には初対面の男たちのぎこちない挨拶が済むと、参加メンバーの一人がこんなことを言い出した。
「ミキちゃんは自殺じゃない! 他殺なんだ!」
彼の調査と推理により、他の男たちの素性もじょじょにわかり始めて……?
個人的には大満足。初っぱなからワクワクして笑わせて、ちょっぴり泣かせる。本当にすばらしい。脚本がものすごくよくできていて、感心させる。
「生き残った者たちによって、死んでしまった人物の素性が浮かび上がっていく」という作劇上の手法がミステリ的要素とうまくからみ合っている。
なおかつ、最終的にはもっとも抽象的な「アイドル・如月ミキ」を愛した男の愛が、そっと報われるというハートフルなオチもたまらない(どこがどうだ、っていうのはネタバレになるので書きません)。
ただ、あまりにも小劇場的な演出が「映画としてアリなのか?」という議論はあるだろう。
たとえば、腹をくだした塚地がトイレに退出し、戻ってくるたびに状況が変わっているというギャグや、ラストシーンでプラネタリウムが上映されるシーン、この2つは劇場で上演される芝居でこそ映えるのではなかろうか。
何にしても、面白い映画であることは間違いない。
| 固定リンク
「映画」カテゴリの記事
- 【映画】・「ブラックパンサー」ネタバレあり(2018.03.09)
- 【社会全般】・「童貞。をプロデュース問題」(2017.08.30)
- 【映画】・「パンツの穴」(1984年)(2017.01.30)
- 【アニメ映画】・「ルパン三世 ルパンVS複製人間」(2016.05.26)
この記事へのコメントは終了しました。




コメント