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2007年7月

【雑記】・おたくVS新人類

もんどり打つ『おたく史観』と『新人類史観』の相克としての『80年代論』論」
なかなか面白いです(リンク先の下の方)。

私、宮沢章夫の80年代論の本はまだ読んでないんですが、言ってることは間違ってないと思います。

(以下は、リンク先の文章とは直接関係ない、私の「連想」です)

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【イベント】・「面白漫画倶楽部〜4〜」

9月9日(日)
「面白漫画倶楽部〜4〜」
第4回目は【怪獣・怪人・異形のモノ】特集!?!
俺たちは漫画が大好きだ!漫画はこんなに面白い!昼から酒を飲みつつ漫画作品作者への愛を語る!漫画好きなら一緒に飲もう!今回も、世の面白漫画・独特表現漫画を商業誌/同人誌・オタク/サブカル・日本/海外面白漫画紹介!100本ノック!珍作・奇作・傑作・怪作・変作・ぶっ飛び漫画。昭和の怪奇漫画・エロ漫画、漫画家研究発表、海外漫画!

【MC】バッドガイナベ(バカ映像伍虎将軍)、かに三匹(かに温泉)
【Guest】鶴岡法斎(漫画原作者)、新田五郎(ふぬけ共和国)、ヒライ&スーパーログ(エレクチオンナウ)、江戸栖方(オタク・ルネッサンス主催)、KRONOS(SFC Crash and Burn)、成田優介(JJポリマー)他、交渉中

場所:新宿ロフトプラスワン
OPEN12:00/START12:30
?1000(飲食別)※当日のみ

mixiコミュニティー

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【雑記】・「格差」は無いか

「格差社会」という言葉が普通になった昨今。「格差があるのではなく、就労意欲の希薄な怠け者が増えただけではないか」という意見をちらほら見かけるようになったので、自分の意見を書いてみたい。

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・ネットマンガいろいろ2(オーシャンまなぶ)

オーシャンまなぶ
あ、こっちは見れる。こっちのURLに移ったのかな?

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・ネットマンガいろいろ

オーシャンまなぶくそマンガ
http://ggrave.client.jp/MAN_01.html
島国大和のド畜生より。
身体の暴力ではなく、言葉の暴力で相手を倒すことができる世界の物語。
絵は、まあいわゆるプロ的な感じではないが、プロットの面白さで夢中で読んでしまった。
ジャンプは今すぐにでもコレの連載を初めてもいいくらいだ。
#今、URLを確かめたらなぜかNot foundになってた……。なぜ?

パロディー漫画家・パロクマ
実はまだぜんぶ読んでない。実に「奇妙な味」の作品だ。

かへ
藤井組&山本揚志。瀬をはやみで話題になった人が放つ、しみじみ感動もの(参考)。
実は「広告マンガ」であり、「広告マンガだからこその意外性でここまで面白いのではないか」という意見もあるが、自分は「ばあさん、オラはあと10年は海にでるべ」の段階で泣けてきてしまいましたよ。
もちろん、たとえば仕事の合間にニュースサイトを見て、リンク先を思わず読み込んでしまう意外性が、本作の面白さにつながっていることを否定はしない。
だが、それを言ったらあらゆるエンタテインメントはそれがリリースされるシチュエーションに左右されるものであり、「印象に残る」という意味で最適の仕事をした作者の実力を否定することはできない。

また、広告マンガだとわからない方が意外性と面白さが倍増する「瀬をはやみ」よりも、私個人は「あっ、この人の新作だ!」とあらかじめ知って読んで、そのうまさに唸った「かへ」に、さらにマンガ力にみがきがかかっているのを感じるのだ。

ねぎ姉さん
まだ淡々と続いているところが頼もしいのである。

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【アニメ】・「らき☆すた」#16

[amazon]

最初に確認なんだけど、#16って、こなたがコスプレ喫茶でハルヒのかっこうしているやつだよね? あと「らっきー☆ちゃんねる」でカラオケボックスで演歌を歌うシーンが出てくる。
それだけ確認。

だって公式ページ見てもよくわかんねんだよ! わかりにくいよあのページ!

さて。
もしかして「らき☆すた」って、アニメにおけるパロディとかわるふざけって何だ? って考えさせるきっかけになるアニメなんじゃないのかな、って自分は考えていますよ。

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【アニメ】・「強殖装甲ガイバー」(1986年版)

1986年

監督:渡辺浩
脚本:伊武紋太

ごく普通の少年が、謎の組織「クロノス」から逃亡した「獣化兵」の「モルモット」により持ち去られた「ガイバー」のユニットによって、超人的な力を身に着けてしまう。そして、そのために友人や周囲の人間が次々と殺されてゆく……。
少年は、戦いを決意する。

「ガイバー」、何度もアニメ化され、なおかつそのたびに最初からやり直している印象があるのでこんがらがって手を出さないでいたが、ウィキペディアで製作順序を確認してから視聴。

アニメとしての出来はまあまあ。「戦いはこれからだ!」みたいな感じで終わっているのも仕方のないところだろう。
以下はたわごとなので、忙しい人は回避を推奨する。

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【イベント】・「面白漫画倶楽部」傑作選 前売り購入方法

Mantan01_3
こちらのイベントの件ですが、

インターネットでの前売り券購入の方法:
こちらの問い合わせのフォームにて「第2回ライブ参加希望」
というタイトルで氏名と連絡先を記入していただければ、当日入り口にて入場券を発行するシステムをとらせて
いただききます。

前売り券:1000円 1drink&おつまみ
当日券:1500円 1drink&おつまみ

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【雑記】・「オタクが集まる神社?」

オタクが集まる鷲宮神社

イラスト入り絵馬に関しては、所有物だと思うので見せられないんだけども。

うーん、なんだっけ、「ハッピーマテリアル」だっけ? とにかく、なんかのアニソンをオリコンで1位にしようとか、
まあ今回の件もそうだけど、自分は手放しでバカにとかできないんだよな。

だって、「オタク」ってもののそもそもの出発点が、「普通人がみっともないと思うことをおのれの価値観でやる」ってことでしょう。
もちろん、神社へ行くときなんてのは他の地元民や観光客に迷惑をかけないようにするのは基本的なことだとは思うが、何となくこのブログに関して、「自分は痛いと思っていないオタクが痛いオタクを叩く」感じが透けて見える気がするんだよねえ。

じゃあ「何が痛いか」ってことを言い出したら、オタク的なことってぜんぶやめなきゃなんなくなっちゃうよ。

で、私個人はCDを1位にしようと思って何十枚も買ったり、あと聖地巡礼的なこともしませんけど、
だれかがやるなら「他人に迷惑かけなければいいんじゃないの」としか言いようがないし、
このブログだけだと実際に神社に遊びに行っている人たちがどの程度迷惑なことをしているかは、イマイチわからないんだよね。

オタクの立脚点って、倫理や道徳じゃないから。
そこには、あくまでも一般人としての「常識」が問題になってくるわけで、オタク内にオタクを規定する倫理も道徳もないと、自分は思っている。

やや大げさな話になるけど、宮崎事件のときに「オタクの倫理」が問われたこともあった気がするけど、でもけっきょくそうしたものが「オタク独自のものとして」立ち上がることはなかった(と、思う)。
正直、リアルタイムではかなり焦ったけど、時間が経ってみるとまるで暴走族の中の規律みたいに、何か変な倫理観・道徳観が出てこなくてよかったとも言えるし、出て来ようがないとも言える。

けっきょく「常識」の問題に帰結するんだろうし、逆にそうでないと「オタク」というもののあり方に自分で足かせをはめることにもなるだろう。

ま、「ほどほどにしなよ」くらいしか言いようがないんだよね。

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【アニメ】・「戦国魔神ゴーショーグン」(2)〜(6)(完結)

1981年
原案・構成:首藤剛志

謎のエネルギー「ビムラー」をめぐって、瞬間移動装置を搭載した移動要塞・グッドサンダーと悪の組織ドクーガの攻防を描く。

いやー面白い!! ラストまで興奮しながら観ましたよ。
では、まあ後出しジャンケンになってしまう部分もあるけど、「2007年からみたゴーショーグン」について考えてみたい。

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・大希望

下のエントリから1日経って。
外科医に、脳の一部を切除してもらいましたので、
今、私の心は平安です。
性欲もわきません。

後は、「英語であそぼ」を見て、そこらをゆっくり散歩して、
日当たりのいいところで「人間だもの」的な本を読んで……という、
平穏な時間を過ごしております。

ただし、おでこから耳にかけての縫い傷がちょっと気になるけど……。

というわけで、ご心配をおかけしました。
これで日本も安心だと思います。
中国野菜をバリバリ食べてます。
段ボールも、モグモグ食べてます。

報道ステーションの、フルタチの仕切りっぷりにシビれています。

もう、幼女にも興味が無くなりました。

熟女にも興味が無くなりました。

何にも興味がありません。

ああ、もう日が暮れてきます。

なんか思い出すな……。「大草原の小さな家」とかをなぜか思い出します。

そろばん塾の看板をはずしてたたき割ったことも思い出します。

夜の校舎、窓ガラス壊して回ったことも、

授業をさぼってトランジスタラジオを聞いたことも、

女の子に「授業中に手をあげて おれを好きだって もし言えたら 抱いてやるぜ」
と言ったことも。

ジタバタするなよ!

世紀末が来るぜ!

聖飢魔IIも、来るぜ!

司会者との「その顔はメイクなのか?」と言った、不毛な会話も続くぜ!

ロックミュージシャンが、地上波の音楽番組に出たときの、
「おれ、ロックミュージシャンなのに意外に和食党なんですよ」みたいな、
「ロッカーであることを前提としたギャップ」に、
聞いている人間がピンと来ない現象が起こるぜ!!

それと、同級生が、
「これはロックだ、ロックじゃない」
という判断基準で生きるぜ!

……ということもどうでもよくなりました。
晩ご飯は、湯豆腐と麦ごはんです。

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・大絶望

PSE問題で経産省がミス認め謝罪 「立法時、中古品想定せず」

「やっぱり間違いでした〜 ゴメンねゴメンね〜(U字工事のギャグより抜粋、U字工事好きです!!)」だってさ。

ふざけんじゃねえ!!

……と憤ってはみたが、ここまで持って来るにはさまざまな人の努力があっただろう。
そちらの方に希望を持っていきたい。

政治と宗教の話は滅多にしない私だが、とにかく政治がひどい。
何がひどいかというと、国民がどう行動したらいいかという指針が示されていないということがまったくひどい。

これは政治家や官僚ばかりの責任ではなく、
政治評論家だとか何だとかの責任も大きいと思う。

世代的なものもあるだろうが、たとえばまっとうな生活をしている人が不利益をこうむる法律が通ろうとする。あるいは通ってしまったとする。
じゃあどうすればいいのか?
簡単にはわからない。

あるいは、今回の選挙。年金問題で自民党には入れたくない、という人もいるかもしれない。
じゃあ民主党に入れたらいいのか? 他の政党に入れたらいいのか?
何でも、今回自民が大敗したら、年金問題の解決も遅れる可能性があるらしい。
じゃあ自民に入れるか?
しかし、それだったら、歴代の総理全員が気づかなかった、あるいはスルーしてきた「年金」の構造的な堕落はいったいだれが罰するのか?
国民は、いつもみんながやっている、気にくわない顧客に対するのと同じ怒りをおさえたヘラヘラ顔、ニヤニヤ笑いで、「まあおまえらのやったことはいいかげんだったけど、他のやつらが入ってくるとまたぐじゃぐじゃになってややこしくなるから、おまえらに入れてやるよ」
……というようなことになるのか?

普通に生活している人間は、そこまで深く考えて投票しているわけじゃないでしょうが!!

極端な話、何か問題があった場合でも、それを是正する手続きが正しければ、心の平安や秩序は保たれると思いますよ。
たとえば何かトラブルがあった場合、「警察を呼べば何とかしてくれる」っていうのがどれだけ人の心に平安をもたらしてくれるか。
(実際は何とかしてくれない場合も多いとか聞くけど、そこまでは知らんよ!)

だけど、どんなにささいなことでも、トラブルがあった場合「どうしていいかわからない」ってんなら、
そりゃモラルハザードが起きますよ絶対。

下流志向だとか、ニートだとか言って、そっち関係の本1冊も読んでないけど、
そういうのって甘えの部分とあきらめの部分と両方から来てるでしょ。
「どうしていいかわからない」とか、「20年後を見据えろ」とか、そんな状態で、少なくとも都市部の浮動票がまともに動くわけないんだよ!!

それで、そうなってくると私はそれは政治家の責任というよりマスコミの責任だと思いますよ。
もっと具体的に言うと政治評論家の責任。

だって、一票しかないんですぜ、コッチには。
その一票がどう活かされるか、もっとも活かされるにはどうしたらいいか、という観点から語ってくださいよ頼むから。
俯瞰して「今回の選挙は自民が劣勢でどーたらこーたら」ってのも必要だとは思うけど置いておいて、
「家庭を持ったサラリーマン」とか「おばあちゃん」とか「OL」とか、何でもいいけどそういう人が投票して投票したということに満足するにはどうしたらいいか、ってことを教えてよ。

あの、最高裁判所の裁判官の判定みたいのあるでしょ。
あれに関しては、中学校のとき先生に教わったよ。
「全員に×を付けろ」って。
あんな形式だけのものをさあ……。知ってるわけないだろ、裁判官がよくやってるかどうかなんて。
それで三権分立とか言ったらチャンチャラおかしいし、もっと実践的に「教科書で習う三権分立が成立していなくてもうまく行っているなら、それはどうしてか」ということを学校で教えるべきだ。
そうでなけりゃ、学校で三権分立なんて教える必要ないだろ!!

まあ、選挙に行った人全員が×を付けたら、その段階で裁判所もなんか考えると思うよ。

あと、最初の楽器の法律の話ね。
普通、どんな法律が通るかなんてみんな忙しくてチェックしきれないよ!!
具体的な要求を、中央政府とか官僚にどうやって通したらいいか、ってこととかだれも教えてくれないでしょ。

だからセカイ系とか増えちゃうんだよ。
そりゃジャーナリストとかはポンポンアメリカだの中東だの行ってるでしょうよ。
でも、一般人は政治とどう関わっていいかってこと自体がわからないんだから、そこは教えてくださいよ、という。

逆に考えれば、自分たちの生活や利益の反映が選挙運動を通してシステム化されているKM党がどんだけ強いか、ってことにもなるわけだ(まあ、個人の意見の反映ではないかもしれないけどね。そこは「同調圧力」だとか、もっと強い圧力が発動されるんだろうけど)。

……というわけで、絶望しないわけないだろこんな世の中。

政情が、紛争、飢餓、クーデターなどそこまでひどいことになっているわけでもないのに、この無力感。
世界の終わりはメソメソとやってくる。

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【イベント】・「面白漫画倶楽部」傑作選

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開催日時:2007年07月27日(19時スタート)
開催場所:東京都 (神保町)
神保町まんたんLIVE2007第2回トークショー
純☆漫画喫茶東京漫画探偵団
東京都千代田区神田神保町1-19 ポニービル2階
TEL/FAX 03−5282−9230
OPEN:18:00
START:19:00
チケットにワンドリンク+柿ピー一袋を付き
(当日売り1500円、前売り1000円)

過去、新宿ロフトプラスワンを席捲した伝説のイベントが漫画の聖地神保町まんたんLIVEに上陸!

俺たちは漫画が大好きだ!漫画はこんなに面白い!まったりじっくり酒を飲みつつ漫画作品作者への愛を語るイベントマンガ好きなら一緒に飲もう!
世に存在する面白漫画・独特表現の漫画を商業誌/同人誌・オタク/サブカル・日本/海外面白漫画紹介100本ノック!珍作・奇作・傑作・怪作・変作・ぶっ飛び漫画。昭和の怪奇漫画・エロ漫画、漫画家研究発表、海外漫画など紹介予定!

【MC】バッドガイナベ(バカ映像伍虎将軍)、かに三匹(かに温泉)
【コメンテーター】大矢雅剛(映画秘宝)、松崎憲晃(映画秘宝)
【メッセンジャーでの登場予定コメンテーター(中止の場合有)】
ノブ高橋(スタジオハードデラックス)、久保田滋夫(サンデーGX編集長)
【Guest】鶴岡法斎(漫画原作者)、新田五郎(ふぬけ共和国)、ヒライ&スーパーログ(エレクチオ ンナウ)、江戸栖方(萌え萌え同人誌ナイト☆主催)

神保町まんたんLIVEコミュニティ

面白漫画倶楽部コミュニティ

#ロフトプラスワンを離れての、神保町でのイベント。
ぜひお越しください。

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【映画】・「プレステージ」

監督:クリストファー・ノーラン

クリストファー・プリーストの原作を映画化。といっても、原作読んでません。
互いに恨みを持つライバルの奇術師。二人は最終的に、「瞬間移動」のマジックをどちらが見破れないかたちでやるかにのめり込むようになる。
それぞれの「瞬間移動」トリックの種明かしに観客の興味は絞られていく。
一方、ライバルの片方は片方をこのマジックの最中に、脱出するマジックのための水槽に閉じこめて殺したと疑われ、死刑の判決を下される。
いったい、どちらがどちらをだましたのか!?

……こう書くとすごく面白そうに思えるが、なんかマジックをテーマにしたマンガや映画にある爽快感がここではまったく無く、ただひたすらに観客の拍手を浴びたいがために涙ぐましい努力をする芸人残酷物語、という要素が強い気がしたなあ。
たぶん原作の方が面白いんだろう。

ところで、最後の結末だけど、これって「バカミステリ」って解釈してよろしいのかな???
いや私はこういうところは好きなんだけどね。

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【雑記】たぶんアイドルはそう簡単にはなくならないだろう。(その5 最終回)じゃあミニモニ。の話をしましょうか

最後にアイドル史におけるハイストレンジネスな存在である、ミニモニ。の話で終わりましょう。

2001年
1月: 「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」でCDデビュー

2003年
3月:矢口真里卒業、高橋愛加入。

2004年
5月:無期限活動停止

以上がおおまかな流れです。
「ミニモニ。」のコンセプトが完璧に体現されていたのは矢口卒業までだと私は考えているので、そこまでと考えると2年ちょっと。高橋愛加入時を入れても3年ちょっと。アイドルが全盛期を誇るには、まあだいたい妥当な年月です。
まだ、完全活動停止してから3年くらいしか経っていないこともあり、振り返られることも少ないユニットですが、「モーニング娘。」およびハロプロとはまったく違う存在として論じられるべき存在がこの「ミニモニ。」です。

ASAYAN時代のモーニング娘。も奇妙なユニットでしたが、それ以上に奇妙で、アイドル史を単純な史観で終わらせることのなかった、文字どおりのトリック・スターがミニモニ。であります。

では、ミニモニ。のアイドルとしての特異性とは何だったのでしょうか。

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【雑記】たぶんアイドルはそう簡単にはなくならないだろう。(その4)楽曲がよくなければ客はついてこない

「ハロプロ楽曲大賞」というのが数年前から始まっています。
ハロプロの曲の中から、毎年いちばんよかったと思うものを投票で選ぼうというファンからの企画です。
ひとつの事務所のアーティストの楽曲の中から1位を選ぶ、という企画が成立する、このこと自体が(ジャニーズは別にして)すごいことでした。
むろん、同じようなことは他の事務所くくりでもできるんでしょうが、一見キャラクターのみで語られがちなアイドルだけに、「楽曲重視」という視点が面白いわけです。

しかし、正直言ってここ数年のハロプロの楽曲は、いちじるしく面白くない。

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【雑記】たぶんアイドルはそう簡単にはなくならないだろう。(その3)ハロプロについてその2

「モーニング娘。は、もともとアイドルだったのか?」ということです。とどのつまりは。
そうすると、
「ものすごく特異な存在だった」
ということになると思います。

これは、間違いがない。

だって、もともと「ロックヴォーカルオーディション」を受けに来た人たちでしょう。
藤本美貴が男性とつきあっていることがわかって、「モーニング娘。の約束を破ってしまってごめんなさい」と言ったということですが、
モーニング娘。も、平家みちよも、デビュー時に「約束」と言うほど強固に「処女性」を要求されていたかというと、そうではないと思います(まあ自分から進んで「処女じゃないです」とは言わなかったにしろ)。

ただ、アイドル的要素が皆無だったかというと、そういうわけでもない。

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【雑記】たぶんアイドルはそう簡単にはなくならないだろう。(その2)ハロプロについて

ハロプロについて、異議は多々あるでしょうが私の現在までの印象を書きます。

・2001年8月に娘。に五期メン加入

・2002年7月31日の「ハローマゲドン」

が、現状の地盤沈下につながっている、ということについての私見です。
断っておきますが、私は五期メン大好きです。

五期メンまでが、「とくにものすごくモーニング娘。が好きじゃない視聴者も興味本位でオーディションを観ていた」最後の代ではないかと思います。
五期メンが加入してからも、しばらくは一般視聴者の注目は続いていました。
ところが、そういう方針だったのか結果的にそうだったのかは知りませんが、
いかんせん、五期メンは成長が遅すぎた。
いや、高橋愛などはヴォーカルとしても現在、メインをはっているわけだし、紺野はハロプロの地盤沈下を止める重要な役割としていったん卒業してから戻ってくることになりました。
新垣も娘。においては中堅どころとしてがんばっているわけで、
個々人の採用は間違っているわけではなかったとは思います。

ただ、視聴率とかCDの売り上げとかきちんと調べていませんが、一般視聴者が望んでいたのは、加入時の後藤真希のようなグループ全体に不協和音を起こすような存在だったんですね。
ところが五期はおとなしくて、その後の六期や藤本美貴、久住、光井などと比較しても、「加入直後」ということで言えばおとなしかった。おとなしすぎた。

これは、プロデューサーや本人たちの思惑を越えて、顕在化はしにくいかもしれませんがかなり大きな出来事だと思っています。

次に「ハローマゲドン」ですが、

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【雑記】たぶんアイドルはそう簡単にはなくならないだろう。(その1)現在

「コラム界のアイドル左翼」ライムスター宇多丸さん——TBS RADIO ストリーム コラム要約や、
ネット幸福論 第12回  この際はっきり言っておくけどアイドルと結婚は別腹や、「アイドルにっぽん」(→感想)などを読んで、アイドルについて考えている。

実は、この上半期に立て続けに起こったモーニング娘。およびハロプロ関係のゴシップ(辻のデキ婚に関し、「スキャンダル」というのは間違っている!!)に打ちのめされていた。
一つひとつのことは「まあしょうがないかな」で済んだのだが、他の件……たとえば「萌え」をめぐる議論だとか、恋愛至上主義だとかもからめて……ボディブローのように効いてきて、自分はアイドルシーンに関しては絶望していた。

いや、絶望ですらなかった。もうそんな年齢ではない。むしろ「まあ仕方ないんだろうな」といったしらけた気分。
「あきらかに他人の土地だとわかっていながら、草野球に興じていた空き地にマンションが建つ」……そんな気分だ。まさしく「まあ、仕方ない」。

だがここで、私の耳に「ロッキーのテーマ」が鳴り響く。本当に「仕方ない」んだろうか?
というわけで、ちょっとここでおさらいしてみたい。 「本当にアイドルは終わったのか?」と。

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【雑誌】・「パチスロ7 Jr.」 8月号(2007、蒼竜社)

Pachisro7

鶴岡法斎、宮塚タケシ「ヤマアラシ 〜CROSS OVER〜」が今月で最終回。
いやー、こういうふうに終わるのかー、と感慨にふけってしまった。
最近、スロットのマンガを細かく読んでいるわけではないけど、本作の主人公・トシユキのように、「スロプロになりたいけどなれない」といった半端な若者を、ギャグでもコメディでもなく、スロットの雑誌に描くというのは他にあまり例がないのではないかと思う。
でも、決してダークになりきらず、変な楽観主義も入れず、義理人情なども描き、それでいて最後まで安易なお約束には落ち着かず……という読んでいてとても面白い作品でした。

なんとなく70年代っぽいけど、そこには確実に「現在」があった。登場人物はきっちり、2007年を生きる人たち。
いかにもイマドキ風に人生を絶望していたりとか、達観していたりとか、そういうのいっさいナシで、でも今、現在の人間を描いてたと思います。

何というか、たとえばスロプロって着地点が無い職業だと思うんですよ。変なたとえだけど「ディオラマ大作戦」とう私の大好きなマンガがあって、「ジオラマづくりの好きな少年」の話なんだけど、最後は「アメリカの工房でSFXの手伝いをしないか」って言われてアメリカへ行く。
「ジオラマづくり」でも「SFX」っていう着地点が(まあかなり荒唐無稽とはいえ)存在するんですが、
スロプロにはそれがない。まあややリアルな話なら、「真剣にスロライターを目指す」とかそういうのもあるんだろうけど……。
で、前作「ヤマアラシ」では、「スロットを求道的にやっている人間の着地点」っていうのを、わりとだれもが納得するかたちで描いていたと感じるんですよ。
それが、続編「ヤマアラシ 〜CROSS OVER〜」では、主人公はスロプロにすらなれない半端者、という設定だったからいったいこれはどうするのかと思っていたんですね。

「きっぱりやめて就職」っていうのもアリはアリだけど、どこか安易な気もするし……。
と思っていたので、なんか感心しました。

それと、最後まで読んであらためて思ったのは一種の群像劇なのだなと。
だから主人公の生き方だけで完結するわけじゃないんですね。物語に参加している人たちがいて、成立しているって感じで。
そんなことを思いましたよ。

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【書籍】・「アイドルにっぽん」 中森明夫(2007、新潮社)

[amazon]

「おたく」、「チャイドル」などの新造語を生みだした、かつて「新人類」と呼ばれたライター、中森明夫のアイドルに関する論考集。

正直、私の周囲で積極的に中森明夫を評価する人ってぜんぜんいないんだけど、私はけっこう好きである。

中森明夫の文章は、ものすごくぶっちゃければほとんどの場合が「特定の対象に対する持ち上げ」であり、その文章の中でその対象を簡単に総括し、現在を語り、そして未来を語る。
特徴的なのは、その「未来」が何十年も先のこととかではなくて、ほんの数瞬先、たとえばそのテキストの掲載誌が週刊誌なら一週間、月刊誌なら一ヶ月ほどの「未来」であるということ。
それともうひとつは、当然、その未来は輝かしいものであるということ。

たいていの場合は対象を精緻に分析したり、慎重でなおかつ長いスパンの予測をしたりということはない。
だからこそ、たぶん賞味期限が短く、単行本にもならない。本書にはいくつかのそのときそのときのアイドルコラム(主に「SPA!」でやってた「ニュースな女たち」)が収録されているが、これは取捨選択がなされているだろう。
だが、取捨選択がなされているだけに、チョイスされたコラムは現在まで射程が届いているものだ。

あるいは「精緻に分析したりすることはあまりない」と書いたが、本書に収録されている第二章「八〇年代/アイドルの肖像」と第三章「アイドル論を越えて」は、近頃ネットに溢れる数多のアイドル論を含めて評価しても、かなりのものとお見受けする。

そもそもが、アニメやマンガ、特撮などと違って「アイドル評論」というのはほんのわずかな人を除いて根付かなかった。その中にあって、アイドル論、あるいはアイドルに関する雑文で今までお金を稼いで来ただけですごいことであると思う。
中森明夫の「アイドル雑文」は、インターネットにあらゆる感想が溢れる現在こそ、評価されるべきものかもしれない。

……とここまで褒めたが、後半収録されている「篠山紀信」論を除くゴクミ、宮沢りえ、栗山千明、小沢健二、監禁王子などに関するテキストは、この人の悪い面が全面に出てしまっているというか、あまりにもコジツケな部分と無責任なアジリと感傷がいりまじっていて、ピンと来ない人もいるだろう(まあ、中森明夫にしてみればこっちが真骨頂かもしれないのだが)。

本書を読むと、中森明夫が決して80年代の浮かれ騒ぎの残滓で食ってきたのでないことは理解できる。
たとえば、「アイドル論」に関して、決して二次元美少女まで論じなかったことはおそらくこの人なりの「見識」であり、生身の女の子がアイドルを演じる、ということのみを論じるのがこの人の「覚悟」であり、
さらには美少女アイドルを語るときに必ず問題になってくるフェミニズムやジェンダーの問題にも、意識的なんだろうなと思う。
フェミニズムとかジェンダー論などをまじえてアイドルを語ることも可能なのに、あえてやっていないことがこの人の意識的なスタンスなのだろう。「小倉千加子論」が載っているからね、意識していないはずはないんですよ。

よく考えたらこの人、80年代に「ポストモダン」っつてたけど、もはや21世紀には彼の言っていた「ポストモダン」とは別種のポストモダン(たとえば東浩紀が言っているような)が立ち上がってきてしまっていて、変な話だけど「新・ポストモダン」の世の中で、「旧・ポストモダニスト」として自分がどう生きるかみたいな、そういう覚悟は何となく感じるんですよ。

アイドルが好きなら、読んでソンはないと思いますね。

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【イベント】・「オタク・ルネッサンス2〜江戸を斬る!〜」

2007年7月14日(土)  12時30分開演
「面白漫画倶楽部」で大ブレイク!オタク界の暴走王、江戸栖方が昨年8月に開催した「オタク・ルネッサンス」の続編を引っさげて帰ってきた!
80年代に青春期をさまよった第2期オタク世代(主に面白漫画倶楽部メンバー)を交え、江戸栖方の暴走を食い止めつつ、オタク話に花を咲かせてみせます!
「美少女ランキング」とは何か?伝説の「萌え萌え同人誌ナイト」も限定復活!?「触手ナイト」の前哨戦もあるのか!?
「理屈」を捨て「思い込み」を生かしていくオタ系イベント!斬るか、斬られるか!やるのは、どっちだ!?

場所:新宿  ロフトプラスワン  
出演:江戸栖方、バッドガイナベ(バカ映像伍虎将軍)、かに三匹(かに温泉) 、成田優介(JJポリマー)、キムラケイサク(映像作家・おたく酒1号)、ひのき一志(漫画家・おたく酒2号)、新田五郎(ふぬけ共和国)、鶴岡法斎(漫画原作者)、KRONOS(SFC Crash and Burn)、他交渉中

mixiコミュ 

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【映画】・「キサラギ」

公式ページ

監督:斉籐祐市、原作・脚本:古沢良太(こさわ・りょうた)

1年前に焼身自殺したB級グラビアアイドル・如月ミキ。彼女の一周忌に、ファンサイトの常連がオフ会を開こうと集まってきた。
ネットではレスを交わしていたが現実には初対面の男たちのぎこちない挨拶が済むと、参加メンバーの一人がこんなことを言い出した。
「ミキちゃんは自殺じゃない! 他殺なんだ!」
彼の調査と推理により、他の男たちの素性もじょじょにわかり始めて……?

個人的には大満足。初っぱなからワクワクして笑わせて、ちょっぴり泣かせる。本当にすばらしい。脚本がものすごくよくできていて、感心させる。
「生き残った者たちによって、死んでしまった人物の素性が浮かび上がっていく」という作劇上の手法がミステリ的要素とうまくからみ合っている。
なおかつ、最終的にはもっとも抽象的な「アイドル・如月ミキ」を愛した男の愛が、そっと報われるというハートフルなオチもたまらない(どこがどうだ、っていうのはネタバレになるので書きません)。

ただ、あまりにも小劇場的な演出が「映画としてアリなのか?」という議論はあるだろう。
たとえば、腹をくだした塚地がトイレに退出し、戻ってくるたびに状況が変わっているというギャグや、ラストシーンでプラネタリウムが上映されるシーン、この2つは劇場で上演される芝居でこそ映えるのではなかろうか。

何にしても、面白い映画であることは間違いない。

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・「ピラミッド 古代文明の真実」(2007、竹書房)

Piramid

コンビニ売りのペーパーバック調単行本。

ピラミッドの「異星人建造説」、「預言説」、「アトランティス文明説」、「イシスの秘儀神殿説」、「蜃気楼説」、酒井勝軍の「日本のピラミッド説」など、主に珍説・奇説を中心にピラミッドについて語ったマンガのアンソロジー。
巻末に掲載されている参考文献が、書籍よりもウェブの方が多いのが時代か。

「蜃気楼説」だけ知らなかった。酒井勝軍に関しては、ファン向けのコレクターズアイテムかなあ……。

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【映画】・「ダイ・ハード4.0」

妻には離婚され、年頃の娘には愛想を尽かされているマクレーンが、サイバー・テロの秘密を握る青年を保護するところから事件の核心に迫る感じでいろいろと巻き込まれる。

……うーん、マクレーンとしてのブルース・ウィリスの健在ぶりは嬉しくないわけではないけど……。
とにかく個々の登場人物が薄っぺらすぎて、あまり入り込めなかった。サイバー・テロというのは時流にそったアイディアなんだろうけど、「秘密のマイクロフィルムの争奪戦」みたいなわかりやすさがなくて、正直観ていて途中でよくわからなくなった。

それと、私はダイ・ハードは1、2を観ていて3は観ていないんだけど、アクションのアイディアに関してはものすごく新味がある、ってわけではないよね。なんか望月三起也がどっかでやっちゃっているような感じで。

似たような設定なら、プロのテロリストたちが列車のコンピュータをあやつってなんかする(詳細忘れた。水道橋博士がハッカー役だった)「古畑任三郎」のエピソードの方が面白いと思った。

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・「毎度おさわがせします」 畑嶺明、川尻よしひろ(1986、祥伝社)

Maido

中山美穂が下着姿になったり、伝法な口をききながら男の子ととっくみあいのケンカをしたりするドラマのマンガ化。

とにかく、この頃の川尻よしひろの描く女の子のかわいくなさはフォローのしようのないものであり、思わず「80年代は、これが当たり前じゃないんです!」と頼まれもしないことを叫びたくなる。
お話も散漫。増刷しているし、ある時期に古書店に捨て値で並んでいるのをよく見かけたが、どうしてそんなに売れたのかまったくわからない。「時代」のマジックだとしか言いようがない。

このドラマ(およびマンガ)の遠いご先祖は「アメリカン・グラフィティ」とかなんかそういうのだと思うが、なんかこういうのって、90年代に入ってからすっかりなくなったねェ。
たぶん性情報は実践的になり、本作のようにオブラートにくるむ意味はなくなったのだろう。だから今似たような作品があるとしたらもうちょっと直接的か、あるいは正反対に(わざわざこういうところから情報を摂取する必要もないので)ファンタジー色が強かったりするのかもしれない。
また、AV、成年コミックの充実もあるんだろうね。

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・「マンガ 夏・体験物語」(上)(下) 畑嶺明、わたなべ章(1986、祥伝社)

Natsutaiken

網浜直子とか志村香とかのアイドルたちが、学校の寮に住んでいてだれがだれを好きだとか初体験したいとかって言って、教師役の吉幾三などとギャーギャー取っ組み合いをしたり下着姿を視聴者に見せつけたりするドラマ(だったと思う)のマンガ化。

アイドルの子たちを、それなりに忠実に再現しようと思うあまり個々のキャラクターの区別がほとんど付かなかったり、ストーリーが散漫だったりして困る。
たまにトビラで、まつもと泉チックなのがあって泣ける(そのまつもと泉が、当時ポップでオシャレだと思われていたイラストとかにインスパイアされていろいろ描いてたんだろうけど)。

男の子側のキャラ付けもほとんどない。たとえば、海外の学園ドラマにあるような、不良、スポーツマン、オタク、お嬢様、変わり者等々といったキャラクター分けがほとんどないのである。
これは何かの注目に値するかもしれないし、このドラマに限ったことかもしれないがよくわからん。

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・「邦ちゃんの悩み相談1 ひとりぼっちのわたし」 山田邦子、森村あすか(1983、学研)

Hitoribochi

小学校六年生の少女向けに、山田邦子が相談に乗るというかたちで短編のマンガ→邦子の回答、という形式で何本か収録されている。
まあ、新聞などに載っている人生相談の子供版、マンガ版ですね。

それにしても回答が通りいっぺんすぎて面白くない。いじめ関連の相談に対して「自分が悪くないか考えてみて?」みたいな回答が多いのも気になる。
山田邦子が、当時子供の相談にふさわしいキャラクターだった、という歴史の傍証以外の価値はほとんどない(森村あすかのマンガは、一定レベル以上だと思いますけどね)。
今考えると、山田邦子〜斉籐ゆう子〜アラレちゃん、というのは「元気で、男だか女だかわからない存在」という意味で共通していた(春やすこ・けいこはまたちょっと違うのである)。
何ていうのかな、「オンナオンナした女の子」に対する、アンチテーゼだったんだよな、結果的に。

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【映画】・「監督・ばんざい!」

公式ページ

監督・脚本・編集:北野武

映画監督「キタノタケシ」は、次回作の構想に悩み抜く。ギャング映画が得意なのだが、それを封印したからだ。
恋愛映画、ホラー、時代劇、SF……。キタノ監督の迷走は続く。
そして、いつしか話は借金だらけのうさんくさい親子(岸本加世子と鈴木杏)、そして謎の政治運動家(?)(江守徹)と、彼が非常に期待を寄せている男(ビートたけし)が織りなす意味不明な物語へとなだれ込んでいく。

実はたけし映画は過去に「座頭市」しか観たことがないが、こりゃーもうこれ以上。さんの言うとおり、「大日本人」と合わせて見るとなかなかスリリングなことになる。

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・「UFOおねぇさん」 小野寺浩二(2007、少年画報社)

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中一の少年・山吹陸は、隣に引っ越してきた高二のおねぇさん・春奏そらに振り回されっぱなし。何しろ、そらはUFOと宇宙人が大好きで、本気で信じているのだ。
そんなそらにいらだちを感じてしまう陸。そらが「自分はスペースパトロールだ」と言い出すに至っては、怒りをあらわにしてしまう。しかし、彼女の言うことは本当だった。
彼女は「グレイ」型のバトルスーツを身にまとい、犯罪宇宙人と戦うソラ・ヴァルガナックだったのだ!!

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【マンガ雑誌】・「コミックヨシモト」7月17日号(2007、ヨシモトブックス)

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永井豪とダイナミックプロ、キャラクター協力:レイザーラモン「私立探偵H・G」についてのみ少々。
現状の永井豪について語るとき、いつも冗談めかして「このままでいいんだよ」という雰囲気になるが、私は完全に本気で「このままでいい」と思っている。

それは、本作についても同じ。
ファンの多くは、「デビルマン」や「凄ノ王」、「バイオレンス・ジャック」といったシリアスな作品群と、最近よく豪ちゃんが描く脳天気なマンガを比較しているけど、自分はこれからの豪ちゃんの可能性はシリアス路線よりも、腰砕けしてしまうような呑気なギャグ作品にあると思う。

赤塚不二夫の出現あたりから、「ギャグマンガ」っていうのは本当の本当に時代の先端を走っていないとダメという風潮になったと思う。
でも、それまではもっとのんびり、まったりした作風のものも多くあった。
永井豪のギャグマンガは、今はそういう位置にいると思う。

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・デジ絵の文法 #18  寿志郎

デジ絵の文法 #18  寿志郎
アニオタフォース経由。
「ランブルローズ」[amazon]
の絵師、寿志郎のパソコンを使った美少女画の制作風景を、下描きから段階を追って見せていく。
なんと、事故で半身不随となり、口でタブレットを使って書いているという!!
言葉に尽くしがたい感動というか、感情が自分をおそった。うーむ、これはすごい……。

あと、寿志郎ってぜったい小倉優子好きだよね。私も好きです。

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【書籍】・「トンデモ日本史の真相」 原田実(2007、文芸社)

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と学会員の原田実氏が執筆した、主に歴史関係のトンデモ説について実際はどうなのか解説したもの。
日本のピラミッド、遮光器土偶宇宙人説、源義経ジンギスカン説といった、「いわゆる」トンデモ的な話から、「聖徳太子非実在説」、長州も薩摩も、明治天皇までが一枚の写真におさまっている「フルベッキ写真」といった、ちょっと歴史に興味のある人なら聞いたことのある話、そして「秀吉の一夜城」、武田信玄騎馬軍団、安倍晴明など、ほぼ歴史に興味のない人でも聞いたことのある話まで、その真相が解説されていて面白い。

個人的には、秀吉の一夜城はまったくの虚構、織田信長の鉄砲三段撃ちは無かった、武田騎馬軍団の後世の過大評価具合などは、なかなかショッキングな真相だった。
もちろん、作者の専門領域(たぶん)である古史古伝についても多くページがさかれているし、歴史ファン、トンデモファンの間で話題になったトピックを一般の人に解説するという意味でも、非常に興味深い内容になっている。

日本人は(他の国の人は知らないが)もともと歴史の物語性を重視して真相を掘り下げるという傾向はないように思う。また、「政治と宗教の話はしない」といったある種のタブー感も手伝って、珍説・奇説が放置されているのではないか。
そういう意味でも、珍説・奇説を検証する本書の意義は深いと思う。執筆するとなると大変な労力になると想像するが、続編があったら読んでみたい。

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