« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

2006年11月

・「餓狼伝」(19) 板垣恵介(2006、講談社)

[amazon]

イブニング連載。
空手の片岡輝夫に「プロレスをさせる」と言った鞍馬彦一。
ストーリー的にはあきらかに鞍馬が勝ち上がる流れで、試合そのものに緩急を付けるのはむずかしいと思われたのだがなかなか面白いことするね。
後味も悪くなかった。

18巻の感想

| | コメント (0) | トラックバック (0)

・「ドヒー! おばけが僕をペンペン殴る!」全1巻 押切蓮介(2006、太田出版)

[amazon]

あちこちの雑誌に掲載されたものを集めた短編集。
正直、この作者には「でろでろ」的なものからの新展開が欲しいところ、と個人的には思っていて、あれのあとがきマンガにその可能性を感じたりもする。この人って、何となく資質が福満しげゆきに似ていると思うんだよね。で、同じ土俵で勝負できるんじゃないか、とも。

この単行本ではそれは「真剣10代しゃべらね場」が近いかな。これが「コミックワイドショー」掲載だそう。
もっともエンターテインメント作家の作家性を延ばしてあげられそうなIKKI掲載の「かげろうの日々」がほぼド直球のホラーで、どういうかたちで載ったのかは分からないけどIKKI何やってんの、とちょっと思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

・「PLUTO(プルートウ)」(3) 手塚治虫、浦沢直樹(2006、小学館)

[amazon]

12月末に4巻[amazon]が出るそうだ。
実は私は手塚にも浦沢直樹にもまったく思い入れがなく、過去作品のデータも頭にないためこういう中途半端な巻数の作品のレビューなど書きようがないのだ。

巻末の夏目房之介の解説は、かいつまんで言うと「浦沢直樹のリアリズムの裏にはマンガチックな世界があるよ」ということなのだが、そりゃまあそうだろうとは思う。思うが、もしかして「どこをどうしたらマンガは『リアル』になるか?」という実験は、もう大友克洋の登場と「AKIRA」あたりで済んでしまっているのではないのか?

だとしたら、それは浦沢直樹だけの傾向ではないのではないか?

そして、「リアル」志向だと思われている作家の背後に「マンガチックな世界」があるとしたら、「徹頭徹尾マンガチックなマンガ」と「リアルさの背後にマンガチックな世界があるマンガ」は、どう違うと受け止められているのか?
が、問題なのではないだろうか。

などと、本編とぜんぜんカンケイない話で終わる。

2巻の感想

| | コメント (0) | トラックバック (1)

【書籍】・「柳柊二 怪奇画帖」

Yanagi0001

公式ページ

(リンク先から引用開始)
内容■ 昭和40年から50年にかけてもっとも活躍された、挿絵画家・柳柊二先生の怪奇画を集めた画集です。

柳先生の描く怪奇画はとても怖いものばかりでした。今でも決して古びていません。
今回、原画のみで構成することにこだわり、柳先生のお宅に残されていた、『少年マガジン』や『少年サンデー』に一度、掲載されただけの作品を可能な限り収録しました。
(リンク先から引用終わり)

リンク先から予約すると、ポストカードがもらえるそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【映画】・「ナチョ・リブレ 覆面の神様」

監督:ジャレッド・ヘス。
いやあ、これ自分、ダメでしたわ。
途中で出てしまった。
「グエムル 漢江の怪物」を観たときも思ったんだけど、なんかもう「どこで笑っていいのかわからん」とか「大爆笑をわざとハズす」みたいな映画は、個人的にはもういらん。
こういう技巧的な「ハズシ」が一種の流行なのなら、こんな時代はもういやだ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

長年やっても、どうもうまく行きませんな

ココログって、指定した日数のエントリのテキストが表示されるようになっていて、新しいエントリを加えると「テキスト数」ではなくて決められた日数のぶんが奥へ行っちゃうんですね。
いや違うのか、何か他に設定があるのかどうかは知りませんけどね。

パソコン通信時代からもう十数年、ネットをやっていることになりますが、
「密室性」をどうしても確保できないのが、ネットのダメなところだと個人的には思っています。
早い話が、悪口が書けない(笑)。

続きを読む "長年やっても、どうもうまく行きませんな"

| | トラックバック (0)

【雑記】・「逆寿司」関係

【今日のweb巡回】■「ぶっ飛び漫画大作戦vol4」復刻 島国大和のド畜生
(引用開始)
>>新田氏作品で個人的な好き嫌いをいうと「逆寿司」関係がたまらんです。
(引用終わり)

えー! これは「逆寿司」が「好き」だと解釈してよろしいですね?

いやーこれはすごく嬉しい。
というのは、「逆寿司」があまりにもウケなかったので、コレが私の実質的な創作マンガを描くことをやめるきっかけとなった作品だからなのです!
それを評価してくれる人がいるのはとても嬉しいです。

続きを読む "【雑記】・「逆寿司」関係"

| | コメント (3) | トラックバック (0)

【訃報】石川賢氏

「魔界転生」などの漫画家、石川賢さん死去

高千穂遙氏の日記  2006/11/16 (Thu)に亡くなられたいきさつが書いてあります。

自分は、好きすぎるマンガ家の作品は好きすぎて読まなかったり、読んでも読み返さなかったりする。
それは自分にとって魂の解放だから。
石川賢の作品というのは、自分にとってそういうものでした。
もう、楽しみすぎて読めないの。おかしいと思われるかもしれないけど。

だからちょっと呆然としてしまっているんだけど、現時点で思うことを書きます。

たまに「石川賢のマンガはぶっとんでる」という人と「そうでもない」という人がいてそこに齟齬があったりするんだけど、どうしてそうなるかというと、
石川賢作品はいい意味でのB級映画的ぶっとばし方だからなんだよね。
エンターテインメントというのは、どんなにぶっとんでも最後には万民が納得するかたちに帰結するから。
でも読んでいる間はジェットコースターに乗っているような気分になれる。
まったく方向性自体が定まらないタイプのぶっとび方というのもあるんだけど、そういうのではないわけね。

石川賢のマンガには「芯」があるから、どんなに話が加速度的にでかくなっても宇宙へ行っても過去や未来へ行っても、最終的に帰結するところは同じだとは言える。
そして、帰結が同じだからこそ「行くぜ!!」みたいな感じで終わっている作品が多くても、そんなに未完の作品が多い、というイメージは、少なくとも自分にはなかった。
「行くぜ!!」の先にあるもの、の焦点はかなり定まっていたと思うから。
(もちろん、雑誌休刊などで途中までしか描かれなかったものに関しては、きちんと終わらせてほしいという気持ちはあったのだが。)

じゃあその「芯」とか「帰結するところ」は何かというとね、みんな「エンターテインメントだからベタなんだろう」とかで思考が止まるわけでしょ。
本当はそうじゃないんだよ。
でも石川賢のマンガはそういうことは全面に出さない。徹底したエンターテインメント。
ただ、「それは何なのか」を考えるのは読者たる我々の役割だと、勝手に思ってましたし今も思っています。

この混迷の時代だからこそ、石川賢的な「芯」は説得力をこれからも発揮していくはずだった。

ご冥福をお祈りします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【通販】・「ぶっとびマンガ大作戦」Vol.4(復刻版)

Buttobi04_1

出版評論社さんのサイトで、
私のつくった同人誌、「ぶっとびマンガ大作戦」Vol.4(復刻版)の通販をさせていただくことになりました!

一般的評価の対象外となっている80年代のマンガを集めた同人誌です。
Vol.4ではセックスバトルを繰り広げる「性闘技マンガ特集」となっております。
基本的に、通販って自分ではやらず、コミケなどの同人誌即売会でしか頒布してないので、
「そういうところに行かないけど興味はある」という方はよろしくどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

・メモ

以下、最近思ったこと。
でも思ってるだけで、論理的に説明できない。
自分は「私には霊感があるの〜」とかホザいているバカ女(バカ男でもいいけど)のようになってしまったのであろうか。論理的に説明できないっていうのは、自分にとってはそういうことですよ。

続きを読む "・メモ"

| | トラックバック (0)

【書籍】・「宇宙人第0の遭遇」 アルバート・K・ベンダー(1995、徳間書店)

Ucyuzindaizero

[amazon]

・口裂け女の話から始めよう
あらら、ぜんぶ描き終わったところでIEがブツッって落ちちゃって、書いたテキストぜんぶ消えちゃったよ!! こりゃー宇宙人の陰謀かもわからんよ。

何を書こうかと思ったかというと、子供の頃、かなりリアルに「口裂け女」を自分が信じていたということ。……というか、小学校全体が集団ヒステリー状態になってたんだよね。
時は1978年か79年頃。ウチの小学校じゃちょっとしたパニックになってて、「噂として流行る」というんじゃないんだよ。もうみんな実在を信じてたの。
だって「口裂け女を探そう!」って自転車で走り回ってたヤツとかいたんだから。バカだけど、不思議な感覚ではあった。
「口裂け女」のリアリティというのは、非常に不謹慎ながら「あたまのくるった人なのではないか」という点にあった。「ポマードと言うと逃げる」、「べっこう飴が大好き」などの属性は、「空を飛ぶ」とか「壁を通り抜ける」といったようなこととは少し違っていて、「あたまのおかしな人ならそうなるかも」みたいのがあった(本当に不謹慎だけどね)。
で、そこから「100メートルを3秒で走る」という「妖怪性」まではあと半歩、だったわけだ。

続きを読む "【書籍】・「宇宙人第0の遭遇」 アルバート・K・ベンダー(1995、徳間書店)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【イベント再掲】・トンデモ映画会 開催!! 12/9

Chokugeki_daigyakuten
と学会員が厳選したトンデモ映画をオールナイトで上映。
第一回の選者は、勿論、会長の山本弘!!
映画の前には、トークショーもあり!
古き良きアナログ特撮の魅力を、ビデオ上映を交えて語ります。

(プログラム)
◎22:00〜22:20
落語〈瀧川鯉朝〉
◎22:30〜23:15
トーク「アナログ特撮の魅力」(出演:山本弘、唐沢俊一)
◎23:30〜0:55
「直撃地獄拳 大逆転」(1974/東映)
「実写版『ルパン三世』」はこの映画に与えられるべき称号かも。『ミッション・インポッシブル』真っ青の千葉真一の盗みのテクニック、奇想天外なギャグと豪華(?)ゲスト出演者たちによる楽屋オチ満載のナンセンス・アクション。
◎1:05〜2:45

「黒蜥蜴」(1962/大映)
 江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が脚色したミュージカル(!)「くろと〜か〜げ♪」という男声コーラスに合わせて踊りながら逃げてく女怪盗・黒蜥蜴。手下たちが歌う「女王様に仕える歌」、大富豪令嬢を守る用心棒たちの歌う「用心棒の歌」なども味があります。
 他にも、黒蜥蜴の手下の女が電話で喋る奇怪な暗号や、「僕はいつになったら爬虫類になれるんでしょうか!?」と言う川口浩など、珍場面いろいろ。

◎3:00〜4:20
「妖婆死棺の呪い」(1967/ソ連)
 ゴーゴリの怪奇小説「妖女」を映画化したソ連映画。日本ではTV放映。美少女の死体が棺に乗って宙をびゅんびゅん飛び回り、透明なバリヤーにがつんがつんぶつかってくるという仰天のビジュアルで、「ソ連にもこんな面白い映画があったのか!」と当時の特撮マニアを驚愕させたカルト作品。

場所/新文芸座  池袋駅東口徒歩3分
豊島区東池袋1-43-5マルハン池袋ビル3F
電話/03(3971)9422
日時/2006年12月9日(土)
午後9時45分開場 午後10時開始
料金/前売2300円 整理番号付き/劇場窓口(発売中)&チケットぴあ(11/11より)にて販売。
   当日2500円

※全席自由で、整理番号(=券番号)順にご入場頂きます。
※終夜興業につき、18歳未満の方はご入場できません。
※上映作品が古いため、作品によっては映像や音声の状態が悪い場合がございます。何卒ご了承のうえご覧下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

・これからぜったいに間違ったガンダム論を書きます

これから、ぜったいに間違ったガンダム論を書きます。

続きを読む "・これからぜったいに間違ったガンダム論を書きます"

| | トラックバック (0)

・「水からの伝言」を信じないでください

「水からの伝言」を信じないでください

マイミクさんに教えてもらったページ。
「きれいな言葉」できれいな結晶ができ、「汚い言葉」で汚い結晶ができる、と主張する「水からの伝言」。
学校の道徳の授業で使われているところもあり、ゆゆしき問題となっている。

続きを読む "・「水からの伝言」を信じないでください"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【イベント】・「コミティア78」

コミティア78、11月12日(日)
WAIWAIスタジオ、東京ビッグサイト東4ホール さ07a
新刊予定:「ぶっとびマンガ大作戦」合本5号+6号 +ゴリラマンガ特集
新田五郎がOCRの使い方がわからないために復刻不可能と言われていた5〜6年前のコピー誌「ぶっとびマンガ大作戦」5号と6号に増補改訂を加え、さらにいかしたオマケとしてゴリラマンガ特集をくっつけました!!
60ページ、いつもより厚いので頒価はたぶん400円!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

・グラビアアイドルの漫才

恵美とくるみM−1GP2回戦で散る
小林恵美[amazon]と小島くるみが結成したお笑いコンビ「GLOBAL STANDARD」が、M-1グランプリ2回戦で敗退した、という記事なんだが、
こういうのの元祖というと「パイレーツ」[amazon]ということになるのかな。

続きを読む "・グラビアアイドルの漫才"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【イベント】・「トンデモ映画会」オールナイトでトンデモ映画鑑賞!

と学会員が厳選したトンデモ映画をオールナイトで上映。

第一回の選者は、勿論、会長の山本弘!!
映画の前には、トークショーもあり!
古き良きアナログ特撮の魅力を、ビデオ上映を交えて語ります。

(プログラム)
落語(瀧川鯉朝) 22:00〜22:20

トーク「アナログ特撮の魅力」(出演:山本弘、唐沢俊一)22:30〜23:15

上映作品:
・「直撃地獄拳 大逆転」(1974、東映)23:30〜0:55
・「黒蜥蜴」(1962、大映)1:05〜2:45
・「妖婆死棺の呪い」(1967、ソ連)3:00〜4:20

場所:新文芸座 池袋駅東口徒歩3分
豊島区東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F
電話:03-3971-9422
日時:2006年12月9日(土)
午前9時45分開場、午後10時開始
料金:前売2300円、当日2500円
券番号順にご入場いただきます

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【鑑賞せずに感想】・「ヨイコノミライ」のネット書評をあちこちで読んで

[amazon]

私、この作品読んでません。ひどいやつです。
いろいろと「作品に、何らかの感想を言う、書く」ということを趣味で始めて以来、「作品そのものを鑑賞しないで感想を言う」という人間を見てきました。
私はそういう人間を唾棄すべき存在だと考え、「それだけはすまい」と思ってきました。

だから、クソだと予想はついたのに「ゲド戦記」を見に行った。
シュミでも何でもない刃森尊のマンガも読んだ。
この「たぶん自分のシュミではない、あるいは面白いと思えないものを鑑賞する」という行為は、
鑑賞者としての誠実さであり、プライドであると同時に、
「何かとてつもなく間違ったことをしている」と思えることでもありました。

まあ、そのことについてはいずれ書くかもしれないし、書かないかもしれない。

で、本題。

続きを読む "【鑑賞せずに感想】・「ヨイコノミライ」のネット書評をあちこちで読んで"

| | トラックバック (0)

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »