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Mailkeitai

このエントリの続き。

ある意味での衝撃マンガ・瀬をはやみに関して。
何でもそうだけど、ネタものに関してペタッとURL貼り付けて終わり、ハイ次、っていうだけじゃいかんよね、と知り合いの人とネット上で会話を交わしたこともあり、もうちょっと詳細に書きたいと思います(いちおう念のために言っておきますが、URLを羅列していくだけでもじゅうぶん情報の流通には寄与すると思うし、むろんこの件に関してもそういうサイトで知ったのだけどね)。

作画の山本揚志氏の、他の広告マンガ(のサンプル?)。
メール集客甲子園
体当り刑事
アクセスG!G!

「体当り刑事」を読むと、絵柄と裏腹にギャグを考えている作家さんだというのがわかります。
個人的には「メール集客甲子園」が好きですかね。

以下は、作者のHP。名前が同じで絵柄が同じだから、たぶん間違いないと思うけど。
MANGA●日本BD

「瀬をはやみ」の場合、「広告マンガ」って知らないで読んだらそりゃ衝撃度はすごい。
自分もそのように楽しんだし、事前説明をうだうだ聞かないほど面白いマンガであることは確かだ。

だが当然だけど、それだけでは「一発芸」としての受け止め方で終わってしまう。
評者としては、それをどうするかが問題になる(当然、作家としてもそうだろうが)。
投げっぱなしで「紹介逃げ」してしまった方がインパクトは増すだろうし、自分もズルいのでそういう「紹介法」を取ることもある。
しかし、基本的には有機的な紹介というかね、「じゃあこれは何なんだ」っていうところまで、日々考えていたい。

ちなみにミクシィ日記を「瀬をはやみ」で検索したら65件も出ましたよ。
(以下は、別に読まなくてもいいです。)

本作の場合は「広告である」ということが、多少紹介のネックにはなると思う。
いや完全にスットコなものだったり、狙いが明確だったりすればそれほどの抵抗はないと思うんだよね心理的に。
たとえば、URL忘れたけど「太陽にほえろ!」のBGMが流れる狂ったような産婦人科医院のHPや、燃えるヒーローアニメ調社歌が話題になった「日本ブレイク工業」など。

だが、今回の広告マンガは、広告マンガを売る会社の製作であり、さらにマンガの質としても普通に高い。だから、「瀬をはやみ」を絶賛するとそれがそのまま、その企業の製品の絶賛ということにもつながりかねないので、私はけっこうそういうところは用心しますよ。

いや用心したから何だ、ってのはないけど「用心してる」っていう心理だけ、覚えておいて。

まあ、あらゆるネット上で紹介されるモノはすべて商品、ということも言えるんだけどね。
それとはまたちょっとニュアンスが違う、ということで。

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マンガにまつわる雑記」カテゴリの記事

コメント

面白い作品の紹介をありがとうございました。

よく考えると、ウェブサイト作ったりSEO工夫したりしなくても、恋人は戻ってきてたんですよね。

商品の紹介はしているけど物語の展開上は無関係というあたり、あえてやってるんだとするとまた面白い。

投稿: 哲学堂 | 2006年10月26日 (木) 00時42分

その辺はどうなんでしょうね〜。
もしかしたらストーリーの矛盾には気づいていたかもしれないけど、それをそのまま押し通したのかもしれないですね。
それによって面白さが倍加したと思います。

投稿: 新田五郎 | 2006年10月26日 (木) 06時53分

はじめまして.

某所で「瀬をはやみ」を見つけて,
今更ですが「瀬をはやみ」見てみました.
「SEO "瀬をはやみ"」で検索してこちらに漂着しました.

単にストーリーだけを見ると普通(??)だけど,ストーリーを
象徴する「瀬をはやみ」と,主人公の「瀬尾 早美」と
「SEO」のトリプルミーニングになっているのが面白い.

単に主人公にそれらしい名前をつけるのは良くあるけど,
最初の2つのダブルミーニングはストーリー展開で利用
されているし,さらにその手段として SEO が利用されている.

トリプルミーニングが単なるダジャレで終わらず,
ストーリー内で絡み合っており,さらにストーリー自体をも
表現しているという構造が秀逸だと思う.

それから,前半は全然 SEO や広告と関係ない普通のマンガに
見える点もいいですね.

「飛ぶ鳥を落とす勢いのインターネット会社」には爆笑!

投稿: noocyte | 2007年1月 3日 (水) 16時26分

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あらかじめ断っておきますがこれは広告です。某サイトの上にあるバナーをクリックしたのですが・・・。 [続きを読む]

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