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・「闇の土鬼」全2巻 横山光輝(2006、講談社)

Yamino

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1973〜74年、週刊少年マガジン連載。
貧農の子に生まれた土鬼は、赤ん坊の頃に間引きされ地中に埋められる。しかし、埋められても死ななかった生命力を買われ、ある男に引き取られる。
彼から裏の武芸をたたき込まれた土鬼は、かつて徳川家の裏組織として暗躍し、幕府ができてからはその力を疎んじられている「血風党」と戦うことになる。

V林田くんのオススメだったので、ちょうどコンビニ版が出ていたのを例によって積ん読状態にしていたので引っ張り出して読んでみる。
なるほど、これはいい。
正直、「伊賀の影丸」とかになると個人的にちょっと苦しいところがあって、「地獄谷金山の巻」とかですね、やっぱり「甲賀忍法帖」を知っちゃうと……っていうのがある。いや面白いんだけどね。
それといつ始まっていつ終わったかわからない感じがあるんですよ。「鉄人」もそうだけど。
好きな人は気にならないんだろうし、もともとあんまり厳密に始めと終わりがあるという作風でもない気がするんだが、横山光輝初心者にはコンパクトにまとまっている本作はかなりオススメできる。

横山作品の中で知名度は無い方だと思うが、それが意外なほどよくまとまっているし、面白い。
「裏の武芸」などのコンセプトは、もしかしたら「子連れ狼」の影響があるかもしれない、とは思ったけど。武蔵や柳生十兵衛などの、実在の人物のからませ方もなかなかいいですよ。
連載は73〜74年のマガジン。手塚治虫の「三ツ目がとおる」が74年からの連載であることを考えると、……う〜ん、よく覚えてないけど少年マガジン全体の勢いがあって埋もれてしまったのかなあ。わからん。

また、ラストがものすごいシブいね。何というか、無常観がある。白土三平的無常観とはまた違うクールさがあるなあ、と思った。

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