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・「世界ふしぎ大発見!!」原作:コイズミリュウジ(2006、竹書房)

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コンビニペーパーバック調単行本。内容はマンガです。
不思議大好きなフリーライター・コイズミ、金と女への興味の方が強い企画屋・アカギ、バンブーコミックスの編集者・ホシノの3人が、毎回国内外のふしぎを調査して回るという1話完結もの。
作家は藤田シーン、富澤みどり、瀬河美紀、寝猫、村松麻由、小川浩司、話民。

「ダ・ヴィンチ・コード」便乗本と言えなくはないですが、冒頭の「映画『ダ・ヴィンチ・コード』で殺人組織として描かれたオプス・デイに直撃取材を刊行ーー!!」という目玉的なインタビューがあり、
そこから前・後編「もうひとつのダ・ヴィンチ・コード」と続き、その後は世界の不思議を探って回るという「MMR」っぽい展開になるというのは、流れとしてはなかなかのものだと思う。

1話1話も、私のような半可通でも漠然と知っている「戸来村のイエス・キリストの伝説」とか、デバンキング系の本を読んでいたらちょっと料理に困るようなものも、うまく誤魔化していると感じる(「誤魔化す」というと語弊があるかもしれないが、原作者の手腕を感じるのである)。

いわば「トンデモ本の世界」が刊行された90年代以降の時代状況をふまえ、オカルト・偽史・疑似科学などに向き合い、編集者の要望で胡散臭さを漂わせつつ、マンガとして仕上げる技術があると感じた。
そんなわけだから、デバンキングを期待すると当然裏切られるが、単に昔からの情報を垂れ流しているわけでもないというなかなか微妙なボールを投げてきているということである。

とくに、最後のエピソード(沖縄の海底遺跡はムー大陸の痕跡かも、みたいな話)が、きちんと単行本全体の最終回になっているところなんかに、物語をつくる側のプライドを感じた。

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