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【映画】Mr.ジレンマン 色情狂い

Zirenman_2

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1979年、にっかつ
監督:小沼勝、脚本:新井晴彦

小学生の頃、親の買ってきた週刊誌でこの映画の広告を盗み見た。
成人映画だが、変身ヒーローものらしい。
ヒーローを小馬鹿にしたものだけはなってほしくないと思ったが、その内容はわからず(当然、自分が小学生だから)。

で、オトナになった今、見た。
すばらしいヒーローものでした(まあ正確に言うと「ヒーロー」ではないかな?)。

柄本明扮するサラリーマンは、奥さんからも子供からも、会社に行けば上司からもバカにされるダメ男。
スーパーマンに憧れた柄本明は、さまざまなプレッシャーのせいかブチ切れて仮面のヒーロー「ジレンマン」に変身。
浮気している上司(高田純次)や、女子社員に手を出そうとする社長(名前忘れたけど東京乾電池のヒゲの人)に、お仕置きを食らわせる。

ジレンマンをやっつけようと思った社長や上司たちは、対策を立てる。
社員のベンガルにはジレンマンの正体を探るため、捜査を開始させる。
ベンガルは、柄本明が外の女子トイレに隠していたジレンマンの仮面を発見。それをかぶったベンガルは、なぜかジレンマンになってしまう!!

ベンガルの変身したジレンマンが敵に回ったことで、柄本明の本当の戦いが始まるという、ドタバタコメディながらもしかして深い展開かもしれない。
観客は日常に疲れた男たち、という点を踏まえてか、ラストもハッピーエンド。実に爽やかで感動した(最近、コメディですぐ感動してしまう)。

特筆すべきは、高田純次。
本作は高田純次の天才性をあますところなく表現。
「ジレンマン対策」でいろいろ話し合うシーンで、だれかがゴキブリホイホイを持ってきて
「これでつかまえるってのはどうでしょう?」
「でも、何を餌にする?」
「やつの好物をこの中に入れよう」
「やつの好物って何だ?」

そうすると高田純次は、
「私はわかってるよ。『好物』っていうのは、『好きなもの』っていう意味なんだ」
と、自信満々に言う。全然意味ない!! すばらしい。

ベンガルジレンマンと柄本明の対決が、部屋の中から何の説明もなく外に移動、運動会みたいになってしまったり巌流島の決闘風になったり……というのは、ひょうきん族より早い。

そういえば初代ブラックデビルが高田純次だったというのはこの映画と……とくに関係ないか。

あ、ギャグ指導が岩松了なんだよな〜。

しかもDVD出てるんだよな、驚いた。
DVDが出る出ないの基準は、スタッフや出演者が現在でも活躍しているとか有名だとか、そういうことなんだろうな。

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