【映画】女番長 感化院脱走
THE 女番長(スケバン)全開ガールズパワー(ラピュタ阿佐ヶ谷)
1973年、東映京都
監督・脚本:中島貞夫、脚本:鴨井達比古
出演:杉本美樹、叶優子、伊佐山ひろ子、渡瀬恒彦、城恵美、金子信雄、室田日出男、汐路章
不正がまかりとおる私設の女子教護院。度重なる脱走により、連帯責任を負わされていた院生(でいいのか?)からは嫌われ者だったるり子(杉本美樹)は、看守(?)の横暴にたまりかねた同室の女の子たちとまた脱走を試みる。
仲間たちと別れたるり子は、ドライブインで青年(渡瀬恒彦)の車に強引に乗り込むが、彼も逃亡中の強盗犯だった。
目的地に行くために一度はバラバラになった脱走メンバーは、るり子の「海へ行く」という言葉にあきれていたが、彼女たちもまた、目的を失って、るり子のいる海を目指した。
いやこれは面白い。中島貞夫の映画、あんまり見ていないが個人的には評判のいい「狂った野獣」より好きかも。私のシュミの問題になるんだけど、パターン化されたジャンル映画から少しだけ逸脱しているものが好きなようだ自分は。
というわけで「スケバン映画」や「女囚映画」のようでいて、中島貞夫の映画によくある感じでストーリーが横滑りしていく本作はかなりの好み。
だいたい「狂った野獣」や「鉄砲玉の美学」を見た後に、中盤から猟銃抱えた渡瀬恒彦が出てくるだけでニヤニヤしちゃうもんね。
クライマックスもやりたい放題でムチャクチャ。でもそれが最高なんだよな。パロディだとか自己言及だとか、そんな余裕かましてるヒマどこにあるんだバカヤロー的なせっぱ詰まった狂騒が心に刺さる。
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