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【ドラマ】・「名探偵モンク」

Monk_1

NHKBS公式

VHS レンタル専用 2003/6/27発売:ユニバーサルピクチャーズ
2002年製作 米
監督:ディーン・パリゾット

何者かに妻を殺され、犯人を見つけられぬショックで高所恐怖症、潔癖症、過敏症、記憶の交錯などさまざまな神経症が併発してしまった元刑事で現在犯罪コンサルタントのモンク(トニー・シャローブ)。
彼は、刑事への復職を目指し私設看護婦シャローナ(ビティ・シュラム)とともに、天才的な推理力で難事件を次々と解決する!
1話完結の推理ドラマ。

アメリカで始まったのは数年前で、BSでやったりビデオ化されたのもけっこう前だけど、BSが観られないウチとしてはツタヤとかで借りて観るのに時間がかかったのよ。
ものすごく大ざっぱに言えば「刑事コロンボの神経症版」とでもいった感じ(あ、プロットとしては最後まで犯人やトリックはわからないタイプ)。

コロンボの面白さの一因として、決して社会的地位は高くない刑事のコロンボが、上流階級だとか知識階級の世界に食い込んでは犯人を捕まえてみせる、という爽快感があると思う。
で、本作では神経症によって休職に追い込まれたモンクと、彼の専属看護師であるシャローナ(バツイチで子持ちで教育もそんなにないっぽく、どこぞであんまり上品とは言えないダンサーをしてたとかいう過去がある)が探偵コンビとして、彼らをうさんくさく思う容疑者をとっつかまえるのが爽快である。

また、全編に渡ってコメディ的要素が強く、神経症を扱った少々ブラックなギャグ以外にも、たとえばトリックがいまいちでもギャグで取り返したりといったエピソードもあって、毎回あなどれないつくりになっている。

さらに、モンクの神経症は真剣に検証すると、何となくそれらを併発することはないんじゃないかという、たぶんありえない症状になっているんじゃないかと思う。そして、それがまたひどく一般の人にもありそうな感じなのだ。
人間関係や時間や、モロモロのことに追いかけ回されている人々にとって、モンクの症状は他人事ではないだろうし、そう思える人にとっては本作のペーソスが十分に理解できるだろう。

個人的にはどのエピソードか忘れたが、モンクを人間的には尊敬しつつ、刑事という職を考えて心を鬼にして復職に賛成しない警部や、
症状が強まったということで病院に入院したモンクが、病院内で隠蔽されている事件に気づいてしまい、しかし次々に証拠が無くなったりするために「自分はおかしいんじゃないか」と悩んでいるときに、シャローナからある方法で「あなたは正常よ」と書かれたメッセージが届くところなど(『事件5:重要参考人:サンタクロース』)は、泣けましたよ。

ビデオ化されている中で推理ものとして傑作だと思ったのは、ホテルでの殺人現場は目撃されているのに死体があとかたもなく消えてしまった『事件9:消えた証拠死体』、
飛行機恐怖症のモンクが機内で殺人の疑いのある男に遭遇、自分の証言を疑う乗客たちの間で殺人を立証しようとする『事件12:完全犯罪へのカウントダウン』かな。
とくに後者は「フライトプラン」なんかよりよっぽど面白いですよ。

また、本作では看護師のシャローナのキャラ立ちが魅力だったのだが、どうやら第二シーズンでは降板してしまったようである。次にやっているのはどんな人なのかなー。
それと、第二シーズン以降もビデオ化してほしいです。

あ、それと監督は「ギャラクシー・クエスト」の人なのね。そりゃギャグは冴えるわ。

『MONK ≪モンク≫』 全6巻
Vol.1『事件1:狙われた市長候補』
Vol.2『事件2:殺人現場で生まれた恋』『事件3:陰謀の観覧車』
Vol.3『事件4:億万長者の殺し方』『事件5:重要参考人:サンタクロース』
Vol.4『事件6:大地震のち殺人』『事件7:第一発見者は超能力者』
Vol.5『事件8:完全アリバイを崩せ』『事件9:消えた証拠死体』
Vol.6『事件10:盲目の目撃者』『事件11:復讐殺人はベッドルームで』『事件12:完全犯罪へのカウントダウン』

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