【映画】SPL 狼よ静かに死ね
監督:ウィルソン・イップ
デブったやくざのボス(サモハン)に、証人一家を殺された刑事は、残された娘を養女として引き取り、復讐を決意。
一方、デブやくざもまた、赤ちゃんが生まれてご満悦。しかし悪行三昧。
どうしてもデブやくざを監獄にブチ込みたい刑事たちは、非合法なことをやりまくる。
「どっちもどっちじゃん!!」
観客のツッコミをヨソに、非合法刑事はいかがなものかと思った新任刑事がサモハンにカンフー勝負を挑む。
感想……私のいちばん好きじゃないタイプのプロット。
「正義が摩耗、劣化している」というか……ここに出てくるのは強い心と力を持った凡人たちで、それを監督は狙っているのだろうけど、そういう人たちは現実にいくらでもいるしね。
70年代のアメリカンニューシネマも、既存の「正義」に大きく異議を唱えた映画群だったと(そんなに見てないけど)思うのだが、21世紀には「正義そのものがないのだ」と声高に主張してよしとする作品が多すぎた。
確かに、「正義の刑事」ですらスネに傷を持ち、物語全体の中では脇役に回っているところなど、面白いことは面白いが、少なくともあまり胸のすく映画ではなかったね。
ちなみにカンフーアクションはすごいです。サモハンがグラウンドに持ち込まれて三角締めやられたりするところは興奮もの。
でも、お話がダウナーだからあまり好きじゃない。
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