【映画】真・救世主伝説・北斗の拳 ラオウ伝・殉愛の章
公式ページ(注:音が出ます)
監督:今村隆寛
2006年、東宝
全5部作のアニメを3年がかりで完結させるプロジェクトの第1弾だそう。
ケンシロウ、ラオウ、シュウ、サウザーたちの確執がメイン。
いきなり拳王としてのラオウが出て来ちゃって、5部作だとしたら今後どうなるのかわからないけど、
とりあえずこの作品は楽しめた。
武論尊のシュミなのか、ラオウが原作以上に善玉になっている。
「力を使ってでも秩序を取り戻さなければならない」と主張し、「覇業」を成し遂げることを目的としているのがラオウ。
ケンシロウとどういうふうに対立しているのかは、まだ不明。
まったくの悪党はサウザー。
シュウは仁星の持ち主として受難者となる。
911を経ている以上、ラオウはただの善玉では済まされないだろう。おそらく「力だけの支配はダメだ」ということで、今後ケンシロウやトキと対立するのだろう。
映画としては、マンガでもかなりごまかされてきた「いったいどれくらいの範囲でみんな行動しているのか?」といった空間的な広がりを遠景などを入れつつもうまくごまかし、さしたる説明もなしに、核戦争後の地球で覇権争いが起こっていることを描いているところはよい。
また、頻繁に子供が登場し、「次代の子供に未来を与える」というテーマがズバッと通っているから、見ていて気持ちがいい。
昔から言われていたことだがきわめて神話的な要素が強い。人質の子供たちの命を助けるために石を運ばされるシュウの受難の意味がアニメで改めて見てわかったり、
ラオウはあくまでも現世の王で、ケンシロウはそれを超越した、理念をも包含した「救世主」なのだな、と見ていて納得してしまったりした。
あとほんの少しだけ、演出にメリハリがあればなあと思ったが、本作は一定ライン越えているでしょう。
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