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・「昭和不老不死伝説 バンパイア」(3) 徳弘正也(2006、集英社)

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スーパージャンプ連載。
不老不死の美女・マリアはバンパイア。自分の不死の秘密を探り出そうとする人間たちと、古来から戦いを繰り広げてきた。
マリアは自分の身を守るため、超能力者としての素質のある少年・本田昇平を一人前の戦士に育て上げようとする。
一方、かつてマリアに育てられ、現在はマリアを神格化したカルト集団「マリア会」の主催者・十文字篤彦の狂気性が、次第にあきらかになってゆく……。

話はマリアの不死の秘密を探ろうとする「比丘尼会」から、マリアを守ろうという考えから日本を支配しようとするところにまで発想が飛躍してしまっている「マリア会」へ移っている。

「欲望を排除した精緻な世界」をつくろうという動機が、結果的にディストピアを構築してしまうという考えは同じ作者の「狂四郎2030」でも見られた。簡単に言えば「いいことをしようとして、結果的に悪いことになってしまう」ということである。
それはマリアの言うのとは別の意味で「100倍やっかい」なのである。
なぜなら、「いいことをしたい」というのも、人間の欲望のひとつだからだ。
「悪いことをしたい」という欲望をあやすことはある程度考えられてきているが、「いいことをしたい」という欲望を制御することは、むしろむずかしい。

「いいことも悪いこともある程度許容し、ある程度制御する社会」というのはイメージするのもむずかしいしね。

その辺どう描いていくのか、今後楽しみです。

2巻の感想

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