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【映画】高校生無頼控 突きのムラマサ

1973年、国際放映=東宝
監督:江崎実生、原作・脚本:小池一雄、原作:芳谷圭児
出演:大門正明、ひし美ゆり子、加藤小代子、渡辺やよい、由利徹

ラピュタ阿佐ヶ谷 でレイトショー。

70年代に人気だった青年向けの劇画の映画化パート2。
パート1は沖雅也が主演だった。
脚本は小池一雄(一夫)御大自らですよ。
今回の主演は大門正明。
いきなり河原で、全裸になってフンドシを洗うシーンから始まる。
その後、全裸の上に防具を付けて竹刀を振り回しているところにひし美ゆり子が登場、びっくりして自転車から転げ落ちる。
もともと、ムラマサっていうキャラクターはものすごいホモ臭がするんですが、「全裸に剣道の防具」って。狙ってるのかなあ?
確か原作にもあるんだけど、わざわざ映像化することはないわけで。
だれも男の裸見に来てるわけじゃないんだから。

その後、ひし美ゆり子をさんざん言葉でセクハラしたあげく、
高校生の赤塚真人らと友人になり、そこの学校で部費稼ぎのために「キッスくじ」というくじを発売する。
「キッスくじ」は、当たるといい女かいい男とキッスができるくじ。
お話はこの「キッスくじ」の話中心。

なぜか中条静夫とかカノッサの屈辱のおじさんとか、小池朝雄、名古屋章、由利徹と青春映画のはずなのにオッサン俳優が豪華。

さすがに脚本は原作者が書いているだけあって、よくまとまってると思った。
ひし美ゆり子は当時26歳で、私はアンヌ隊員に特別な思い入れがあるわけではないが、この当時のこの人はすごくきれいです。
もしかして「ウルトラセブン」のときよりいいですよ。

あと赤塚真人のコメディ演技が見どころ。
それと大門正明の、前作の主演だった沖雅也以上のホモ臭さね(笑)。

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コメント

大門正明は、『セーラー服と機関銃』でも「ホモのヤクザ」役でしたね。
ヤクザなんだから、「子分がアニキを慕う」というところに理由づけなんか要らないはずなのに、
(現に、しん平師匠や酒井敏也は、べつにホモじゃないけど、ちゃんと渡瀬恒彦を慕っていた)
大門だけは「ホモだから慕う」という辻褄合わせのシーンが唐突に出てきていました。
…やっぱり、本人の私生活に理由があるのか?

投稿: 石川誠壱 | 2006年2月13日 (月) 11時29分

そうでしったっけ?
すっかり忘れてました……。
原作でもそうなってるんですかね?
でも原田知世のドラマ版にはそんな設定はなかった気がしますし……。

あ、思い出した!
薬師丸ひろ子が、それで冷やかすんですよね。
「クルージング」とか「ほとんどビョーキ」とか言っていた記憶が。

投稿: 新田五郎 | 2006年2月14日 (火) 06時54分

『突きのムラマサ』は半世紀前近くでしたが、ポスターからして超刺激的でしたな??ひし美ゆり子扮する高校女教師が背後からバストを揉まれながら感じ入って恍惚の表情を浮かべる構図で、僕が大門正明扮するムラマサに成り代わりたかったくらい。剥がすわけにもいかず、ポスターを思い浮かべて一人で悶々としてました。
実際に作品を観たのは公開数ヶ月後で、お目当てだったひし美サンと大門クンの“絡み”は終盤の短いシーンのみで、撮影エピソードとしては雪の舞い降りる川原で寒さに震えながらのSEXシーンを撮ったと聞きました。
全体的に東宝の青春映画のテイストながら、僕にとっては子供時代に視たウルトラ7出演のヒロインひし美サンのヌードを拝めた“お宝モノ”で、DVD等の映像が出回っていたら、一も二も無く購入します。
アップして下さってありがとうございます。

投稿: トム | 2015年8月 5日 (水) 12時29分

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受信: 2006年2月13日 (月) 09時46分

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