【映画】ミラーマンREFLEX(2005、日本)
監督: 小中和哉
元傭兵の影山鑑(唐渡亮)は、姪の百襲(石田未来)を「さにわ」としてミラーマンに変身。
古代の鏡を通じて「幽世(カクリヨ)」からやってくる「邪仙」と戦う。
わたし的には大満足。主役の唐渡亮は近頃珍しい、タレサンが似合う筋肉俳優。
十代の美少女(石田未来)が登場するのはもはや「オタクの美学」というべきもの。しかし、個人的に平成ガメラの「イリス」での女の子の扱いなどは好みでなかった。なんかあんまり必然性がなかった気がして。
エヴァンゲリオンなんかでもそうだったけど、美少女を出しておいてそれに助けてもらおうなんていうのも情けないもんな。クラリスに助けてもらったルパンだってきっちりお返しはしたんだしさ。
しかし、本作では鑑(あきら)と百襲(ももそ)は二人ともすでに「死んだ人間」であり、行き場所がないまま邪仙と戦っていくしか道はない。鑑は百襲を守ると兄(ももその父)と約束した、と言っているが、実質的には二人の共闘と考えていいだろう。こういう描き方は、私は好きです。
時期的には「響鬼」と比べられてしまいそうな和風の世界設定、「ここではない世界」ということでは龍騎と比べられてしまいそうな鏡の世界=「幽世」の描写も、考えられたものだろう。
執拗に映し出される都会の風景、窓越しに映る、闇に映えるビルの窓の明かりなどは、「鏡」や「人工の光」を多用することによって、現世と幽世が置換可能であるという演出だと思われる。
そういう意図が見えるので、巨大化してだれもいないビル街で戦っても、違和感がないのである(さすがにクライマックスでは一般市民が出てくるが)。
ひとつ難を言うなら、かなり音楽がダメダメ。ちっともヒーローっぽくないんだよなあ。もともと本作の設定にヒーローっぽい音楽は似合わないとは言え、なんだかやくざもののVシネみたいだった。
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