【訃報】・「ジョン・A・キール」

心臓発作で死去、79歳。

私にしては非常に珍しく、訃報について2回連続で書く。
このようなときでもなければ、浅学な私がキールについて(体系だった超常現象に関する知識が望まれるにもかかわらず)書くことは不可能だからだ。

なお、ミクシィ日記に書いたこととは違った角度で書きます。

ジョン・キールがもっとも一般的に有名なのは「モスマンの黙示」[amazon]を著した、ということだろう。
テレビの超常現象スペシャルなどで定期的にあらわれる人気UMA、それが「モスマン」である。

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【訃報】・「平岡正明氏」

評論家の平岡正明氏死去

平岡正明氏が亡くなってしまった。
昨年の1月か2月、阿佐ヶ谷ロフトのイベントを観に行ったときがこの人のトークを生で聞いた最初で最後になってしまった。

私は平岡正明氏の大ファンというわけではなかったが、やはり気になる人だった。

私にとって、彼は簡単に言えば「勧善懲悪の人」。
むろん、「永久革命」という彼にとっての「正義」に基づいて物事を判断しているという意味。

大衆や周辺的な人が正義で、彼らが中央的なものにとって代わる幻想を抱き続けてきた人である。

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【映画】・「フィースト2/怪物復活」&「フィースト3/最終決戦」

公式ページ

監督:ジョン・ギャラガー
脚本:パトリック・メルトン、マーカス・ダンスタン

実は一作目を観てない。
で、結論から言えば、2、3と合わせてもうーん……という感じ。

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【イベント】・「雑談人の踊り2 ぶっ通しオタク話」

告知再掲です。

人生には大事な袋が3つある。「堪忍袋」!「無駄な知恵袋」!そして「新耳袋」!

毎度おなじみノー打ち合わせ、ノー設定。今回は木原浩勝氏を迎え、神出鬼没の雑談トーク!
 オニが出るか、蛇が出るか、誰にもわからぬ魔法陣!

【出演】唐沢俊一(と学会運営委員)、中野貴雄(映画監督)、木原浩勝(「新耳袋」著者)
【日時】平成21年7月11日(土) Open18:20/Start18:40
【料金】¥2200(当日のみ、全席自由)
【場所】ムーブ町屋 ハイビジョンルーム 荒川区荒川7-50-9 センターまちや
地下鉄千代田線、京成線、都電・町屋駅より徒歩1分

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【イベント】・「オタク大戦争」

告知です!!

「オタク大戦争 ~今夜もオタク酒、月刊鶴岡法斎、ぶっとびマンガ大作戦、韓国まんがまつり、抗日名所巡礼者、オタクルネッサンス 地上最大の決戦~」

各おたくイベント主催者が真っ二つに別れてトークバトル!これはおたく版『人間学園』だ!

【司会】成田優介(JJポリマー)
【出演】キムラケイサク、鶴岡法斎、新田五郎、かに三匹、OE3、江戸栖方
【日時】平成21年8月1日(土) Open18:30/Start19:00
【場所】なかの芸能小劇場
中野区中野5-68-7 スマイルなかの2階
JR、東京メトロ東西線中野駅北口徒歩5分
http://nicesacademia.jp/facility/shogekijo.html
料金:¥2,000(当日券のみ)

当日は、「人間学園」についてよく知らなかった私が、「太りすぎ世界一の人の引越し」としてベッドごとクレーンに吊り下げられて移動するさまが観られます。ウソです。

私としては、「新宿歌舞伎町の、ロッテリアもケンタッキーもつぶれたので、マクドナルドが異様に混んでいることが許せない!!」と主張する予定。

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【マンガ雑誌】・「パチスロパニック7」8月号(2009、白夜書房)

三号変則集中連載で、原作:鶴岡法斎、作画:張慶二郎「アルケミーの羊」の第二回が掲載。

書けなくなった小説家・成田優一は、不意に襲われる目まい、眠気、脱力感、幻覚に苦しめられている。それが「書けない」ことからくるのか、何かハッキリした病気なのかはこの第二回の段階ではわからない。
しかし、その発作が出たときには不思議とゆがんだ光景の中から「自分が必要とする物」だけが観え、パチスロで勝つことができる。

やがて、優一はスロ中に打てなくなるほどの強い発作に襲われてしまう……。

第一話の展開を引き継いだかたちで、三話で完結する話なので結末を予想して感想を書くことがなかなかむずかしい。
が、思いきって書いてみると、徹底的に個人的で、他人が成り代わることのできない孤独な悩み(小説が書けない、持病があるなど)に関して、他人とのちょっとした関わりとか、偶然とか、そういったものが救いをもたらす場合があるかもしれない、ということなのかなと。

もともと原作の鶴岡さんは、「ヤマアラシ」、その続編の「ヤマアラシ CROSS OVER」を読むかぎり、人と人とのちょっとした触れあいが孤独な人間に光を与える、状況にささやかな奇跡を起こしていく、という話が得意であるように感じている。

「友情」とか「恋愛」というのは、とくに青年期を経てトシをとってくると、物語において非常にベタなものに成り下がってしまうものだが(ベタなりの切実さを受け手が要求しているとしても)、鶴岡さんの原作は、たとえば何かに属しているという連帯感でもなく、傷のなめあいでもない、静かで、それでいて強い絆を志向しているように感じる。

それと、この第二話目から読んでも基本的に違和感がないのがいいと思った。パチスロ誌という性質上、たとえば自分の知りたい機種が載っているからその号だけ買おう、という人もたぶんいるだろう。
そうなると細かい伏線を張ったり、その号だけではお話がわからなかったりしたらまずいわけで、なおかつ、長期連載になった場合も読者側に、蓄積された長い物語を了解済みのものとして続けるのは困難だろう。
パチスロマンガには「実際に打ってみてのレポート」といった実録モノや、1話完結のギャグ、コメディ調のものが少なくないのもその辺が理由だろうと思う。

だが、たぶん本作は長期連載化しても、続けて読んだら読んだで面白いし、途中からでもすんなり入れる物語になるだろう。
そういう長期連載の才能は読みきりを書くのとはまた別の才能で、バランス感覚がないとむずかしいと思うが鶴岡さんにはそういう能力が備わっていますからね。それは過去の作品で実証済みのことでもあるし。

続きが楽しみ。

最終話は、7月25日発売の「別冊パニック7」に掲載。

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・「海人ゴンズイ」 ジョージ秋山(2009、青林工藝舎)

Kaijingonzui
[amazon]
「ジョージ秋山 捨てがたき選集第1巻」として刊行。青年マンガ「ドハツテンツク」を同時収録。

80年代ジャンプに掲載、「努力 友情 勝利」を基盤とした明るく楽しいマンガ群にあって、ひときわ激しく残酷で、それでいてプリミティヴなパワーを持った「打ち切りマンガ」、それが「海人ゴンズイ」である。

ゴンズイ
ゴンズイ
海人 ゴンズイ

流人の島に
流れ着き

アチョプ! マウマウ!!
叫んだよ

サメに飛び乗り
空飛ぶよ

ゴンズイ
ゴンズイ

海人 ゴンズイ

フンムム フンムは戦(いくさ)の踊り

ウツボと戦い カマスをやっつけ

ジャンプに 残した
するどい 爪あと

ゴンズイ
ゴンズイ

海人 ゴンズイ

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【ポエム】草食系肉食系豚足

(以下は東京でOLをやっている松山聖子の一人称です。)

「欠員が出来たから急遽合コンに出てくれ」と携帯にメールが入ったのが午後6時。
あいかわらず強引だとは思ったが、ゲベ子には8万円も借りているので断るわけにはいかない。
いや、理をとけば断ることもできるのだろうが、回りまわって後になんて言われるかわからない。

仕方なく、出かけることにした。
ゲベ子は私・松山聖子の中学時代からの友人で、「合コン指南術」という新書サイズの本を出して近頃調子に乗っている駆け出しライターだ。
ときどき、あきらかに初老の域に達しているのにキャップをハスにかぶり、お尻の下がったジーパンを着ている年齢不詳の男と腕を組んで歩いているところを見かける。
パトロンらしいが、詳細はわからない。

ゲベ子はプライドが高く、上昇志向はあるが地道に努力するということができない女だ。

高校時代からテストの勉強なんてしたことがなかったので、よくノートを貸してやった。
容姿は並以上で、女子大に入ってからは(私から見たら)イメージとしてのバブル期みたいな遊び方をしていた。
彼女のファッションセンスについては私にはよくわからないが、とにかく派手で遠目では毒キノコにしか見えない。しかも緑を基調とした毒キノコだ。

しかし、男にはモテた。

ゲベ子は、どんなに自分が精神的に弱っていても決してそのことは言わず、失敗しても失敗を認めたがらない子だ。
それが私には不憫だったことが、今でもゲベ子と付き合いを続けている理由のひとつだったのだが、この点に関しては現在失敗したと思っている。
人にもよるが、ゲベ子の場合、自分の心の中でも弱さや失敗を認めていないということが、ある時期からわかったからだ。

内面凹んでいて、カラ元気を出しているのではない。本当に、自分でも認めていないのだ。

たとえば、できもしない分量の仕事を引き受けて失敗し、「頼んだ方が悪い」と言ってみたり、
友人の信頼を失って絶縁状をつきつけられても、「あの子が嫌いだからわざとそういうふうにふるまったのだ」と言ったりする。
かなり本気で。

そんなめんどくさい彼女に8万円も借りっぱなしになっているのは、私自身が「口からこんにゃくゼリーがとめどなく出る病」にかかってしまったからである。

「口からこんにゃくゼリーがとめどなく出る病」は、保険がきかないのだ。

私は合コンの場所である居酒屋に向かった。

が、入り口で追い返された。
この店は「口からこんにゃくゼリーがとめどなく出る病」の人お断りの店だったのだ。

ゲベ子は、私を入り口で迎え入れようとして店員に止められ、
「人権侵害じゃないですか!!」
と叫んだ。その言葉は「バカヤロー」とか「ふざけんな」といった罵声程度の重みしかなかった。
ゲベ子にとっては、合コンに欠員が出ることの方が問題で、私の「口からこんにゃくゼリーがとめどなく出る病」のことなどはどうでもいいことは明白であった。

私はゲベ子の傲慢ぶりが耐えられず、思わず彼女の右腕を店員ごしにつかんで引っ張った。

店員が「あっ」と言う間に、ゲベ子はゼリーとなって溶けて、消えた。

そう、私の「口からこんにゃくゼリーがとめどなく出る病」は次の段階、
「手が触れて念を込めると、すべてのものがこんにゃくゼリーになる」
能力に発展していたのだ。

その晩、X-メンから招待状が届いた。

私はX-メン入りを快諾し、8万円を前借した。
(完)

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